私はケチだろうか。なるべくお金を使わない日常を、心がけて生活している。妻の妹夫婦は車でよく、40㎞程の隣町へ買い物に出かける。7年ほど前、北極圏の小さな村からこちらへ引っ越してきたときに購入した、坐り心地のいいソファーやベッドを、小さなソファーや電動式ベッドに買い替えたりした。試してみろ、と言われ横になったベッドは電動で面白い感じはしたが、残りの人生にあまり便利さは感じられなかった。我が家では、自分のベッドは単身赴任が長かったのでもう20年ほど利用、妻のベッドは幅140㎝あるが次男の彼女が使用していたものをもらい受け利用している。時々マドラスの上下、裏表の位置を替えたりして利用しているが、別に眠りに支障は感じない。自分は流行には関心がないので衣服も、妻が時々処分してくれているようだが、新しく買うのは年に2-3回あるかないかだ。
自分の収入は現在は年金だけだが、自営業で40年頑張ってきたので、スウェーデンの平均的年金生活者の中では恵まれた部類になると思う。そのうえ日本からも、毎年帰省旅行に利用できるほどの年金を頂いている。日本の昔の同僚たちがいくらくらい年金を受け取っているかは知らないが、新聞やTVで報じられている日本の年金は、為替レートの変動もあって確定しないが、スウェーデンの年金より厳しい感じがする。なのに帰省した時に旧友と会食会など参加すると、会食代は自分からは取ってくれない。だから時々、トイレに行くふりをして全ての代金を払ったりする。ありがたい心遣いだが、気になる。
私が大きなお金を使うのは、毎年1-2回、家族20人を2分して開いている誕生会会食費、年1-2回の我々の帰省旅行の航空ホテル食事代と交通費、太陽光パネル設置や一階部分の改装などの家の改修繕費、上下水道光熱費、車関連経費、毎週の食品購入費の分担分。家は50年前に購入しているので、ローン残高はゼロ。だから年金は充分預金にも回せる。現在は残ったお金は預金金利がインフレより高い銀行口座とファンドにいれている。今のところこうした年金資産を減らさない方法で、金銭的年金生活を平穏に過ごしている。
今一番の関心事は、あと何年生きられるか、ということ。今年私は83歳、妻は79歳になる。弟二人は、早々とガンでなくなったので、姉弟は、時々ビデオ電話で情報を交換している兄と二人だけになった。スウェーデンの老人ケアシステムは日本に比べ、充実しているので予想外に生き延びても生活の心配はしていないが、自分が痴呆になれば問題はないが、昔の生活に戻りたがったりして、周りに手間を取らせたりしなければよいが、と少し心配して居る。
まあGRÖT, PNKAKA, BRUNABÖNER, ÄRTSOPPA, BRÖDPUDDINGなど何でもおいしく食べられるので、みそ、しょうゆがないと生活できないと言うことはないが、もちろん時々、魚の水炊きやすき焼き、すしなど食べさせてくれる老人ホームがあれば、今から予約したいとも思っている。 ( 2026-01-22記)