ENDGAME

監督:ジョー・ダマト

音楽:カルロ・マリア・コルディオ 

主演:アル・クライヴァー、ラウラ・ジェムサー、ジョージ・イーストマン、アル・ヤマノウチ、ガス・ストーン、マリオ・ペドーネ、ジャック・デイヴィス、ゴードン・ミッチェル、ナット・ウィリアムズ

1983年 イタリア映画







今日は、パチモンをご紹介。

パチモン王国お得意の「マッド・マックス2」にあやかった近未来SFです。

ストーリーは、いつもの荒廃した未来を舞台に、圧政を敷く悪の帝国からテレパシーを持つミュータント女性を守るため、1人の戦士が立ち上がる・・・というお話。

この頃製作されたパチモンにしては、案外と観れる作品で、予算が無いわりにそこそこ面白い。

ラウラ・ジェムサーが別名で出ていて、彼女が出てるということは一応サービスショットもあります。

監督は10以上の別名を持つ「猟奇!しょく喰人鬼の島」のジョー・ダマト。

この監督、本作品と同じような時期に、コナン・ザ ・グレートのパチモン、「世紀末戦士アトー/炎の聖剣」を撮ってます。

それにしても何なんでしょう、この邦題。ビデオタイトルだから仕方ないにしても、なんとも無責任なタイトルです。








音楽はカルロ・マリア・コルディオ。

前述の「世紀末戦士アトー/炎の聖剣」もこの人が担当してます。

基本的には、お財布に優しいシンセスコアです。

「プレード・ランナー」のオープニングスコアを意識したんだろうなあと思しきスコアがあったり、ジョン・カーペンターを思わせるピコピコスコアが懐かしい。

所々、冨田勲の「惑星」を想起してしまう箇所もあります。

シンセスコアなのですが、何故かトランペットソロが入るトラックがあります。

一応、ラブテーマ的なものもあって、これが唯一メロのあるスコアという印象です。

サントラは、もともと無かったのですが、2021年にイタリアでCDが発売され、翌年LPが発売されました。さらに、今年になって、何故か完全リマスタリングされたCDが発売されました。

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