3615 CODE PERE NOEL
監督:ルネ・マンゾール
音楽:ジャン=フェリックス・ララン
出演:ブリジット・フォッセー、アラン・ララン、ルイ・デュクルー、パトリック・フロエルシェイム、フランソワ・エリック・ジェンドロン、ルネ・マンゾール
1989年 フランス映画
今日はクリスマスイブなので、クリスマスにちなんだ作品をご紹介。
といってもうちのブログの事ですから、真っ当なファンタジー作品を期待してはいけません。
クリスマスの夜に少年の家にやってくるのはサンタさんではありません、殺人鬼です。
しかもフランス映画 笑。
ストーリーは、本物のサンタに会おうとした少年がネットを通じて
サンタだと思った相手に連絡をとって住所を教えますが、
やってきたのはサンタの格好をした殺人鬼で、少年は家の中に逃げ込み、家の中のいろんなアイテムを武器に、
糖尿病のおじいちゃんを守りながら反撃を開始する・・・と言うお話。
「ホームアローン」のホラー版のような設定になっていますが、
こっちの方が先に製作されているので、こっちの方が「ホームアローン」の元ネタだったりして。
たまたま似てるだけなのかなあ?
主演の少年役のアラン・ラランは、音楽のジャン=フェリックス・ラランと同じラランという名前ですが、
実は息子だったりして笑。
監督のルネ・マンゾールは、脚本も書いているほか、本編にもチョイ役で出ています。
そして、お母さん役は、なんと「禁じられた遊び」の子役ブリジット・フォッセーです。
音楽は、ジャン=フェリックス・ララン。
80年代後半に流行ったデジタルシンセ系のスコアで、ちょっと角が尖った感じの音をしています。
パンフルートっぽい音のシンセが時代を感じさせます。
今聴くとどうしても古臭い感じが否めません。
最近は、一周回って昔のアナログシンセっぽい音のスコアが流行っている感じがします。
全編にわたって、シンセをメインとしたバンド編成のスコアで、曲によってはギターやベースが入ります。
残念ながらドラムは打ち込みですが、アタックの強い音なのでインパクトはあります。
この映画には主題歌があるのですが、歌っているのはなんとボニー・タイラー。
しかも、既成曲ではありません。ちゃんと、ジャン=フェリックス・ラランが作曲し、フランシス・ラランが作詞を担当しています。
ボニー・タイラーのファンならチェックしておくべき一曲でしょう(ホントか?)。
ちなみに、この作詞・作曲の2人もラランという名前ですが血縁関係か?
なんだか親族が集まって作った映画ではないかという気がしてきました 笑。
劇伴にも、この主題歌のモチーフが使われています。
全体を通してクリスマスのイメージを感じさせるスコアはほとんどなく、
強いて言えば主題歌ぐらいでしょうか。
サントラは、ダウンロード版が入手可能です。