SMOKEY AND THE BANDIT PART 3
監督:ディック・ローリイ
音楽:ラリー・キャンスラー
出演:ジャッキー・グリーソン、ジェリー・リード、ポール・ウィリアムズ、パット・マコーミック、マイク・ヘンリー、コリーン・キャンプ、フェイス・ミントン、バート・レイノルズ、ジョー・ペシ
1983年 アメリカ映画





トランザム7000シリーズの最終作。
完結編なのに、バート・レイノルズが不在なので今一つ盛り上がらないと思いきや、
ジャッキー・グリーソン(保安官)が案外頑張っていて、そこそこ楽しめる一編となっています。
(実際には、ラスト近くでレイノルズもちょっとだけカメオ出演します。)
ストーリーは、引退を決めていた保安官のもとへ、2000キロを2日で走って勝てば25万ドル、
負ければ保安官バッジを渡す、というレースのオファーが来て、受けることになります。
主催者は自分がレースに勝ちたいがために、
トラック野郎スノーマンにトランザムに乗って保安官の邪魔をするよう依頼しますが、
トランザムを見た保安官は宿敵バンディットが乗っていると思い込み、追い回し始める・・・・というお話。
日本では劇場未公開に終わった作品ですが、トランザム7000自体がB級アクションコメディだったので、
バート・レイノルズとサリー・フィールドが出て来ないという点以外は、
そんなに前作までとは大差が無い感じがします 笑。
監督は、前2作のハル・ニーダムから、キャリアの9割がTVムービーのディック・ローリイにバトンタッチされています。


音楽は、ラリー・キャンスラー。
サントラは、公開当時に本国でLPが発売されましたが、
今では入手困難になっています。
John Stewartが歌う主題歌は、シンセも使った80年代っぽい軽快なノリのポップ・カントリーで、
バンジョーやハーモニカといった定番のカントリー楽器は使われていません。
前2作とは全く趣の違った曲ですが、ノリが良いのに適度に抑制が利いた曲で嫌味に聴こえないところがいい。
歌モノとしては、他にLee Greenwoodによるカントリー・ロックが2曲、Ed Bruceによる定番な感じのカントリーが1曲収録されています。
この盤はなぜか全部で6曲20分しか収録されておらず、
ラリー・キャンスラーによるスコアは2曲収録されているのみです。
トラディショナルをカントリーアレンジしたものと、
ブリブリ言うベースがカッコいい軽快なインストカントリーの2曲です。
この2曲の出来が結構いいので、他のスコアも収録してくれればよかったのにと思います。
なお、LP以外に2曲のボーナストラックを収録したCDが存在するようですが、
おっさんは見たことがありません。
Bill Summers & Summers Heatの「Suzi Plastic」とJohn Stewartの「It Ain't The Gold」が入っているようです。