THE OUTSIDERS
監督:フランシス・コッポラ
音楽:カーマイン・コッポラ
出演:C・トーマス・ハウエル、ラルフ・マッチオ、マット・ディロン、ダイアン・レイン、レイフ・ギャレット、ロブ・ロウ、エミリオ・エステヴェス、パトリック・スウェイジ、トム・クルーズ、グレン・ウィスロー、ミシェル・メイリンク、トム・ウェイツ、ゲイラード・サーテイン、ソフィア・コッポラ
1983年 アメリカ映画


フランシス・コッポラ監督が描くヤング・アダルト3部作の最初の1本。
パチモン大好き、心が汚れたおっさんは、青春映画というものをほとんど観ないので、実はこの作品も未見です。
しかし、改めてキャストを見ると、80年代の青春映画スターが大挙出演していて、
なんだかおもしろそうだなあと思った次第。
でも、今更おっさんが観ても、感動は半減するだろうなあ。
ストーリーは、貧民街の若者グループと上流階級の若者グループが対立する街で、
貧民街グループの男の子がある映画館で女の子に一目ぼれしますが、
その子は上流階級グループのリーダーの彼女だった・・・・みたいなお話のようです。(適当ですみません笑)
往年の青春映画の手法をあえてなぞったような手堅い作品のようで、賛否が極端に分かれるようですが、
おっさんはまだ観たことが無いので何ともいえません(^_^;)
コッポラ作品にしては小粒な印象の作品ですが、2003年にはニュープリントでリバイバル上映されています。




音楽は、「地獄の黙示録」のカーマイン・コッポラ。
フランシス・コッポラのお父さんカーマインが作曲したスコアは、
80年代当時からしてもかなりオールドスタイルなスコアで、
オケによる正攻法で耳に優しい旋律を持った、古き良き時代のドラマスコアを思わせる内容です。
ある意味とても生真面目なスコアで、青春映画にありがちな、ロックでポップなアプローチは皆無です。
本スコアの最大の聴きものは、カーマイン・コッポラが作曲して
スティーヴィー・ワンダーが詞を付けた主題歌「Stay Gold」。
しかし、あろうことか、公開時にサントラは発売されたものの、この作品のキモともいえる主題歌「Stay Gold」は、
権利の関係からか、スティーヴィー・ワンダーの歌は収録されず、
ビル・ヒューズが歌うバージョンが収録されるという大変残念な仕様になっていました。
ビル・ヒューズのバージョンも決して悪くはないのですが、バックがオケでハーモニカが入っていないのが致命的でした。
その後、2003年に30周年アニバーサリー盤として、仏Music Boxレーベルから1000枚限定でCDが発売されたのですが、
その中にやっとスティーヴィー・ワンダーのバージョンが収録されました。
現在では、同内容のダウンロード版も入手可能です。