LE JAGUAR
監督:フランシス・ヴェベール
音楽:ウラディミール・コスマ
出演:ジャン・レノ、パトリック・ブリュエル、ハリソン・ロウ、パトリシア・ヴェラスケス、ダニー・トレホ、ロラン・ブランシェ、
フランソワ・ペロー
1996年 フランス映画

 

 

はっきり言ってジャン・レノが主演じゃないのに、ジャン・レノ全面推しのDVDジャケットでみんな騙される1本。

ストーリーは、アマゾンで育った男が、環境破壊を訴えるキャンペーンのため呪術師を連れてパリへやってきます。

呪術師は、途中のエレベーターで乗り合わせた冴えない男に異様な関心を示しますが、

途中で体調を崩して倒れこんでしまいます。

呪術師は、エレベーターの男が自分の魂を救ってくれる救世主であると言い出し、

アマゾンから来た男は、その男を連れて呪術師の魂を救うため、

悪徳業者が乱開発を続けるアマゾンに戻ることになる・・・というお話。

アドベンチャー映画の要素もあるのですが、序盤からわりと淡々とお話が進むので、

前半はグダグダ感もあってあまり盛り上がりません。

でも、フランス映画らしいといえばそうなのかも。

後半のクライマックスに見せ場が用意されているので、

途中であきらめず最後まで観れば面白い作品。

 

 

音楽は、ウラジミール・コスマ。

本編に比べて、スコアは堂々のフルオケスコア。

大上段に構えた序曲なんて曲もあって、抒情感たっぷりにオケを鳴らしてます。

モチーフが雄大なメロディを持っているので、劇伴も貫禄を感じさせるところがすごい。

ジョン・バリーかと思わせる流麗なストリングスも素敵です。

クラシカルな風合いも感じられる上品なスコアです。

それもそのはず、演奏はロンドン交響楽団という豪華版。

この他に、ちょっぴりフォルクローレっぽさのある軽やかでアコースティックな

フュージョンタッチのスコアもあり、良いアクセントとなっています。

サントラは、公開時にフランスでCDが発売されていて、

現在では同内容のダウンロード版も入手が可能です。

 

 

 

これは、他の作品とのコンピレーション盤です。

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本作品単独のサントラはこちら

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