INDIANA JONES AND THE TEMPLE OF DOOM
監督:スティーヴン・スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー、キー・ホイ・クァン、ロイ・チャオ、アムリッシュ・プリ、フィリップ・ストーン
ロシャン・セス、リック・ヤン、デヴィッド・ヴィップ
1984年 アメリカ映画


「インディ・ジョーンズ」シリーズの第2作目。
全編、ハラハラドキドキのアトラクション・ムービーとなっていて、
シリーズ中、評論家受けは一番悪いと言われていますが、
高校生の頃、劇場で鑑賞したおっさんは、シリーズ中一番楽しめました。
子供向けと言われる本作品ですが、悪趣味な虫ネタも快調で、
貧しい村のごちそうや邪教集団のディナーなど、「おえ~っ」となりそうなシーンが出てきて大笑い。
ストーリーは、皆さんご存じのことと思いますので簡単に言うと、
インドの山奥で伝説の秘宝「サンカラ・ストーン」を巡って、
インディ・ジョーンズが歌手のお姉さんと中国人少年と3人で、秘宝を狙う邪教集団に立ち向かう・・・・というお話。
前作よりも、活劇的要素がてんこ盛りで、特にトロッコ・チェイスのシーンのSFXは素晴らしいの一言。
邪教集団の儀式を行う祭壇のデザインが、ロックバンドW.A.S.P.のステージデザインと酷似しているということで
話題になりましたが、どっちがパクったんでしょうね。
このシリーズも5作目が製作されていますが、監督がジェームズ・マンゴールドになったり、
コロナの影響もあったりで、公開は延びに延びて2023年になるようです。



音楽は、シリーズを通じて担当しているジョン・ウィリアムズ。
スコアの方も、邪教集団を思わせるオリエンタルかつダークな雰囲気が満点です。
オープニングこそ、「エニシング・ゴーズ」の広東語バージョンでユル~く始まりますが、
その後に続く怒涛のスコアの数々は、本編が子供向けと言われるのに対して、
大人向けのスケール感を持っています。
特に、アクション・スコアは、テンポといい、音圧といい、前作を軽く凌駕しています。
エンド・タイトルも、前作以上にエネルギッシュで躍動感に溢れています。
そんな好スコアなのですが、サントラは11曲40分しか入っておらず、
一応同内容でCD化もされましたが、そのうち廃盤になってしまいました。
再発を熱望していたところ、2008年にConcordeレーベルから、シリーズ4作品のスコア拡張盤をセットにした
4枚組CDが発売されました。
おっさんには、ちょっと4枚組は手が出ないなあと諦めていたら、
翌年、同レーベルからバラ売りされたので、思わず飛びつきました。
全22曲70分も収録されています。
そういえば、本作品は公開時には、ダイアローグ盤が出ていました。
昔は、DVDもブルーレイも無かったので、
ダイアローグ盤も欲しくなったのを思い出します。