NCHE NEL WEST C'ERA UNA VOLTA DIO

監督:ダリオ・シルヴェストリ

音楽:カルロ・サヴィーナ

主演:ギルバート・ローランド、リチャード・ハリソン、フォルコ・ルリ、トーマス・ムーア、ラフ・ダルバサーレ

1968年 イタリア映画



久々にマカロニ・ウエスタンをご紹介。

本邦劇場未公開の作品ですが、テレビでは放映されたらしい。

恐らく「宝島」をマカロニ化したような作品なのではないかと思うのですが、ストーリーは流れ者が宝の隠し場所が書かれた地図を残して死んでしまい、それを見つけた少年が牧師?たちと一緒に宝探しに出かけますが、山賊がそれを狙っていた・・・みたいなお話だと思われます 笑。

リチャード・ハリソンは牧師さんのような役なので、拳銃撃ちません。

ダリオ・シルヴェストリなんて冗談みたいな名前の

監督と製作のマリノ・ジロラーミは同一人物です。

しかも、B級職人監督エンツォ・G・カステラッリのお父さんです。





音楽は、カルロ・サヴィーナ。

主題歌はラオールが歌っていて「heart of stone」というタイトルがついています。

劇伴は、マカロニに定番のエコーたっぷりのドスの利いたエレキギターや哀愁のアコースティックギターが使われていて、一聴しただけですぐにマカロニ・スコアであることがわかります。

一応、主題歌のメロディがモチーフになっていて、残酷節のようなスコアはありませんが、哀愁を帯びたメロディアスなスコアが中心になっています。

ただ、この人もアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノと同じで、おっさんの苦手な音色のオルガンが中盤から幅を利かせてくるのがたまにキズ 笑。

サスペンス描写は、ファズギターやコンガなどが使われたモリコーネ風(どことなく水戸黄門の劇伴を連想してしまうのはおっさんだけ?笑)

サントラは、主題歌しか発売されなかったようですが、2011年にイタリアのdigitmoviesレーベルからCDが単独リリースされています。

蔵出し音源なので、主題歌以外はトラックナンバー表記です。

i-Tunesで、ダウンロード版を入手することが可能です。