すF.I.S.T.
監督:ノーマン・ジュイソン
音楽:ビル・コンティ
出演:シルヴェスター・スタローン、ロッド・スタイガー、メリンダ・ディロン、ピーター・ボイル、トニー・ロー・ビアンコ、デヴィッド・ハフマン、ケヴィン・コンウェイ、キャシー・イエーツ、ブライアン・デネヒー
1978年 アメリカ映画


60年代に活躍したノーマン・ジュイソン監督の社会派ドラマ。
「ロッキー」の大ヒットに続いて、シルヴェスター・スタローンが取り組んだ作品です。
肉体派のスタローンですが、重厚なドラマも頑張ってこなしていたような記憶があります。
ストーリーは、1940年前後のオハイオ州を舞台に、移民の息子として育ったトラック運転手が、
会社に待遇改善の要求を認めさせたことで注目され、
全米長距離トラック輸送組合(F.I.S.T.)の委員として頭角を表し、
遂には全米のリーダーにまでのし上がっていく・・・・というお話。
実在の人物、ジョニー・ホッファという人がモデルになっているようです。
「ホッファ」って、ジャック・ニコルソンが主演したあれかな?
資産家からの妨害に屈しない姿を描いていくあたりは良かったのですが、
そのうちマフィアが出て来たり、他の組合と衝突したり、
あのあたりからちょっと主人公の方向性が変わっていったような記憶があります。

(実はあまり覚えていない 笑)
しかも、アクション映画大好きな10代の頃に観たので、骨太なドラマに挿入されるロマンスにはちょっと眠気を誘われてしまいました 笑。



音楽は、かつてスタローン作品とのコラボが多かったビル・コンティ。
この頃のビル・コンティのスコアには、彼の近年の作品にはない力強さがありました。
本作品も、「ロッキー」シリーズほどではありませんが、
ブラスに迫力があり本編を大いに盛り上げていました。
重厚でサスペンスフルなイントロから感動的なサビメロにつながるメイン・タイトルが素晴らしい。
ただ、展開の部分で、ローレンス・ローゼンタールの「サウス・ダコタの戦い」に似たフレーズが出てきます。
ま、気にしない、気にしない 笑。
劇伴の中には、アクション映画を思わせる激しいスコアも出てきます。
サントラは、公開当時にLPとシングル盤が発売されましたが、
CD化は2005年まで待たなければなりませんでした。
CDは、米Vareseレーベルから「ふたりでスローダンスを」とのカップリング仕様のものが限定2000枚で発売されました。
現在は、廃盤になっていて入手が難しい状態ですが、
ビル・コンティの初期の傑作の1つとして、
再発を期待したいところです。

 

 

これは、LPです。

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