THE WITCH
監督:ロバート・エガース
音楽:マーク・コーヴェン
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、ラルフ・アイネソン、ケイト・ディッキー、ハーヴィー・スクリムショウ、エリー・グレインジャー、ルーカス・ドーソン
2015年 アメリカ映画

 


新作「ザ・ライトハウス」が好評のロバート・エガース監督の長編デビュー作?。
いわゆる魔女モノのホラーなのですが、魔女があまり出てこない。
しかし、魔女が出てこなくても家族が次第に壊れていく様を観ているだけで十分怖い作品です。
魔女よりも人間の方が怖いじゃないかと思ってしまいます。
ストーリーは、17世紀のニューイングランドを舞台に、
宗教上の理由で住民と衝突してコミュニティを追われた家族が、
森のそばに一軒家を構えて自給自足の生活をはじめますが、
姉が子守をしていた赤ちゃんが忽然と消えたことを発端として、
家族に次々と不幸が襲い掛かる・・・・・・というお話。
決して後味の良い作品ではありませんが、
枯れたトーンの映像と不気味な雰囲気は特筆すべきものがあります。
キャストは、アニャ・テイラー=ジョイ以外は知らない人ばかりです。
この映画を観た後では、うさぎと黒山羊にドス黒いものを感じてしまいます。




音楽は、「ザ・ライトハウス」でも組むことになるマーク・コーヴェン。
一環して不気味かつ呪術的なサウンドで構成されたスコアは、夜一人で聴くと少々怖いかも。
しかし、明確なメロが無いくせに本編を観てから鑑賞すると、映像と想起させる部分が多々あり、
意外に自己主張のあるスコアです。
本編未見で聴くと不気味でめちゃくちゃ地味なスコアという感じですが、
本編を観てから聴くと印象がガラリと変わるタイプのサントラです。
神経質で不気味な感じの女性コーラスが不穏な空気を煽りまくります。
干からびたような音の弦楽器、土俗的なパーカッション、
ノイズのようなストリングスやホーン、みな不気味。
バグパイプの使い方までダークです。
ラストの焚火を囲んで踊り歌うシーンの音も入っています。
エンド・タイトルは女性の歌で讃美歌(だと思う)が流れます。
サントラは、MilanレーベルからCDとLPが出ており、ダウンロード版もあります。

 

 

 

 

 



 

 


 

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