MURDER BY DEATH
監督:ロバート・ムーア
音楽:デイヴ・グルーシン
出演:ピーター・セラーズ、ピーター・フォーク、デヴィッド・ニーヴン、マギー・スミス、アイリーン・ブレナン、トルーマン・カポーティ、エルザ・ランチェスター、ナンシー・ウォーカー、ジェームズ・ココ、ジェームズ・クロムウェル、アレック・ギネス、エステル・ウィンウッド、リチャード・ナリタ
1976年 アメリカ映画

 


豪華キャストで描く70年代のミステリー・コメディ。
月曜ロードショーで2回ぐらい観た覚えがあります(いや1回だったかな?)
ストーリーは、5人の探偵のところへ、霧の立ち込める山中に豪邸を構える億万長者から招待状が届きます。
大広間に通された一行は、そこで億万長者から
「深夜零時にこの部屋で誰かが殺される。その謎を解いた者は世界一の名探偵として称えられる」
と告げられます。その後、豪邸には鍵がかけられ、全員が閉じ込められていることが分かり・・・・というお話。
ニール・サイモンによる脚本は、何度もどんでん返しがあり、
随所にちりばめられたとぼけたギャグセンスも素敵です。
個人的には、やはりピーター・セラーズがオススメ。
怪しげな中国人風の男の恰好をさせたらピカイチです 笑。
また、かの名優アレック・ギネスに盲目の執事を演じさせ、
さらに大爆笑必至のギャグまでさせるところなども注目です。
小説家のトルーマン・カポーティも出てきます。
監督のロバート・ムーアは、本邦公開作品でみると、
本作品とその続編、さらに「第2章」を監督した以外は監督業から離れたようです。




音楽は、デイヴ・グルーシン。
本作品では、本編のテイストがスコアにもしっかり現れています。
「料理長殿、御用心」をとぼけた感じにしたようなメイン・タイトルが素晴らしい。
メル・ブルックス作品でのジョン・モリスにも何となく作風が似ています。
劇伴もメイン・タイトルのモチーフを生かした室内楽風のシャレたスコアが続きます。

ドタバタコメディを思わせるスコアも時折顔をのぞかせます。

逆に、デイヴ・グルーシンのもう一つの顔であるジャズ・フュージョン系の曲は全くありません。
唯一、サスペンスフルな描写のところで、ワウギターがチャカポコと入る瞬間があるくらいで、
今回はクラシカルかつバロックな香りもするスコアに終始しています。

演奏はハリウッド・スタジオ・シンフォニー。

サントラは、長らく発売されませんでしたが、
米Vareseレーベルから1500枚限定でCDが発売されました。

モノラル録音なのがちょっぴり残念ですが、

マイケル・サラザン主演の「幸せを求めて」とのカップリング仕様です。

ダウンロード版はないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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