RUN, ANGEL, RUN!
監督：ジャック・スターレット
音楽：スチュー・フィリップス
出演：ウィリアム・スミス、ジーン・シェーン、ヴァレリー・スターレット、マーガレット・マーコフ
１９６９年 アメリカ映画
バイクを乗り回して暴れるヒッピーの生態を描いたドラマ。
ストーリーは、金に目がくらんで仲間の情報を売ったヘルス・エンジェルのメンバーが、
ボスに命を狙われ、彼女と２人で逃避行を重ねる・・・・・という至ってシンプルなお話。
潔いシンプルさが、かえってしっかりとした作品に仕上がっていたように思います。
バイカー軍団のボスがなかなか狂暴でハマり役でした。
監督のジャック・スターレットは、６０年代にはバイカー映画ばっかり撮って、
７０年代には、「ダイナマイト諜報機関／クレオパトラ危機突破」や「悪魔の追跡」などを撮った人です。
８０年代以降は主に役者として活動していたようです。
主演のウィリアム・スミスは、同監督の次回作「殴り込みライダー部隊」に出演したほか、
「マニアック・コップ」のリプリー署長、「若き勇者たち」のストレルニコフ将軍などを演じています。
（て言っても分かんないか 笑）
音楽は、「宇宙空母ギャラクティカ」や「ナイト・ライダー」のスチュー・フィリップス。
スコアは、軽快なテンポのライトなインストロックチューンが中心です。
アンダースコア調のものはほとんどなく、基本的にイージーリスニング調に仕上がっているので、
サントラ単体でも十分楽しめます。とても聴きやすサントラです。
フルートやペラペラのエレキギターがサイケな風合いを醸し出しています。
いわゆる当時のゴーゴーサウンド調です 笑。
枯れた味わいのギターとハーモニカによるインスト・カントリーチューンもあります。
サントラには、スコアの他に、タミー・ウィネットが歌うカントリー調の主題歌、
女性ボーカルをフィーチャーしたThe Windowsなんていうパソコンみたいな名前のバンドの曲が３曲入っています。
このサントラ、公開時にはエピックレーベルからLPが発売されたのみで、
CDは発売されなかったようなのですが、なんとダウンロード版が出ていました。
LPと同内容で２８分の収録です。
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