LOOKING FOR MR. GOODBAR
監督:リチャード・ブルックス
音楽:アーティ・ケイン
出演:ダイアン・キートン、リチャード・ギア、ウィリアム・アザートン、チューズデイ・ウェルド、リチャード・カイリー、トム・ベレンジャー、プリシラ・ポインター、アラン・ファインスタイン、ローリー・プランジ、ブライアン・デネヒー
1977年 アメリカ映画


ダイアン・キートンの体当たりの演技と壮絶なラストで話題となった、
都会に生きる一人の女性の破滅的な半生を描くドラマ。
しかし誰が言い出したんでしょう、女優の「体当たり演技」っていう言い方・・・・。
この映画は、子供の頃、映画雑誌で話題になっていましたが、
子供心に「これは子供が観てはいけない映画なんだ」と思っていました。
ストーリーは、子供の頃に罹患したポリオの傷が体に残るコンプレックスの多い女性が、
大学時代に大学教授にもてあそばれて深く傷つき、卒業後に聾唖学校の教師になりますが、
昼は真面目な教師を務める傍ら、夜は「ミスター・グッドバー」という行きずりの相手を求めるためのショットバーに出入りするようになります。
様々な男と一夜限りの関係を続ける孤独な彼女は、次第に破滅に向かって堕落していく・・・・というお話。
ビデオの時代に初めて観たのですが、ラストの衝撃は結構キツかった記憶があります。
確か、この映画、劇中に流れる歌モノの版権のからみでいまだにDVD化できないと聞いたことがあります。
救いの無いストーリーなので、失礼ながら何回も観たいとは思わない映画ですが、DVD化あるいはブルーレイ化されたらもう一度観てみたい作品です。




音楽は、アーティ・ケイン。
サントラの仕事としては、「アイズ」や「ジャグラー ニューヨーク25時」ぐらいしか思い浮かびませんが、指揮者としていろんな作品で仕事をしていて、「ウォーターワールド」や「ミッション・インポッシブル」などが有名です。
この映画のサントラの肝は、何と言ってもアーティ・ケインが作曲して、
マリーナ・ショウが歌った主題歌「Don't Ask To Stay Until Tomorrow」でしょう。
マリーナ・ショウのアルバムにもこの曲は入っていますが、
サントラの方がイントロが長かったように記憶しています。
劇伴は、このメロディをあしらったかなり控えめなトラックが多く、
サントラに収録されているのは、主題歌のインストバージョン2曲のみです。
他には、劇中流れる既成曲が収録されていて、70年代のソウル、AOR、ディスコなどがたっぷり入っています。
ボズ・スキャッグス、ダイアナ・ロス、ドナ・サマー、ビル・ウィザーズ、オージェイズ、コモドアーズといった
豪華アーティストの楽曲が並んでいます。
子供の頃は、ジャケットの写真と相まって、大人の夜のBGM集という印象を持っていたので、
これも子供が買ってはいけないサントラだと思って買わないようにしていました 笑。
サントラは、公開時にLPと、その後にCDが発売されましたが、すぐに廃盤になったと思います。
今では結構なプレミアが付いています。

 

 



 

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