バンデットQ

TIME BANDITS
監督：テリー・ギリアム
音楽：マイク・モラン
出演：ショーン・コネリー、クレイグ・ワーノック、ラルフ・リチャードソン、デヴィッド・ワーナー、ジョン・クリーズ、イアン・ホルム、シェリー・デュヴァル、マイケル・パリン、デヴィッド・ラパポート、ケニー・ベイカー
１９８１年　イギリス映画

平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。

モンティ・パイソン一派のテリー・ギリアムが監督した寓話的ファンタジー。
後の「バロン」にも通じる部分があって、
おっさんの中ではこの作品と「バロン」が結構ごっちゃになっているので、
間違ったレビューになってたらすみません(^-^;
ストーリーは、けっこうハチャメチャで、家で少年が寝ているとクローゼットから６人の小人が現れて、
その小人ともども時空を飛び越えるタイムホールに飛び込んで、
ナポレオンやらロビン・フッドやらタイタニック号やら、いろんな時代を冒険して、
しまいにはタイムホールの場所を書いた地図を狙う悪魔まで出てきて、
少年たちは悪魔と対決することになる・・・・というお話。
日本公開にあたっては、無理矢理子供向けファンタジーとして売るために、
エンディングを始め、１０分ぐらいカットするなど、
勝手に手を入れられたものが上映されたようです。
まあ、オリジナルのラストがあると、子供はびっくりするだろうなあ。
今では、DVDでオリジナルの全長版を観ることができますので、ご安心を。
主題歌も手掛けたジョージ・ハリソンは、本作品の製作総指揮にも名前を連ねています。

音楽は、マイク・モラン。
もともとはTVの音楽を担当していた人で、「バンデットQ」が初めての劇場作品となります。
その後も、TV作品を中心に活躍したようで、本邦劇場公開された作品は、ブロンソンの「スーパーマグナム」、
「スプラッターハウス／笑激の館」、「ストップ･ザ・売春天国」ぐらいしかありません。
本作品のスコアは、全体的に中世の剣劇ものを思わせる雰囲気を持った曲が多く、
オケのスケールは小さいですが、ちょっと地味な冒険ファンタジーといった趣のスコアが並んでいます。
ワクワクするようなモチーフはありませんが、本編を観た方なら十分楽しめる内容だと思います。
エンディングには、ジョージ・ハリソンが歌う"Dream Away"が流れます。
サントラは、長らく"Dream Away"だけが入手可能な状態で、スコアは発売されませんでしたが、
今年の２月に遂に米IntradaレーベルからCDが発売されました。
全編ステレオ音源で収録されており、音質も良好です。
公開当時、なぜ発売しなかったのか不思議です。
主題歌も、クロージングのスコアから歌に入る流れがしっかり入っています。

・・・と、ここまでが過去記事。