今日は、久々にパチモン・マカロニ・スパイアクションです。

 

 

 

AGENT Z-7 OPERATION REMBRANDT
Mark Donen agente zeta 7
監督:ジャンカルロ・ロミテッリ
音楽:アルド・ビーガ
出演:ラング・ジェフリーズ、ロレダナ・ヌシアック、ミツコ、カルロ・ヒンターマン、ラウラ・ヴァレンチュア
1968年 イタリア映画

 

 


表向きは離婚問題専門の私立探偵、実は「Z7(ゼット・セブン)」のコードネームを持つCIAエージェント「マーク・ドーネン」の活躍を描く
パチモン・マカロニ・スパイ映画の1本。
カッコいいマーク・ドーネンが、リオ、ローマ、タンジール、マカオ、香港を股に掛けて大活躍します。
ストーリーは、ドイツの著名な科学者がCIAの援助を受けて開発した核熱殺人光線の技術を、
金に目がくらんだ研究者が中国に売り飛ばそうとしたことから、
マーク・ドーネンが恋人の女性諜報員とともに調査に乗り出す・・・・というお話。
念のため申し上げますが、イギリス映画「殺しのライセンス」とは全く関連がありません 笑。
公開当時は、東京映画というところが配給していたようです。
当時の宣伝コピーが、「殺し屋…!その銃口は無情…条件は札束と女… 世界を捲きこむ謎の殺人光線大作戦-!」だって。
胡散臭さ満点なところが、何とも素敵です。
その他、「殺しはドルで払え」や「077地獄のカクテル」にも出てきた日系女優ミツコが出ています。


音楽は、アルド・ビーガ。
本邦公開作品はこの映画以外に見かけたことがないので、あまり知られていない人なのかも。
劇伴は、ジャズをベースにしたスパイサウンドで、アクションスコア、サスペンス・スコアともに快調に飛ばします。
時折、マカロニ・ギターが出てくるのは、かの国ならでは 笑。
メキシカンなマカロニ・トランペットまで出てくるので、マカロニ・ウェスタン・スコア好きにもオススメできます。
スカの名曲「Christine keeker」に雰囲気が似た曲もあって、思わずニンマリ。
ワールドワイドに活躍するスパイ映画なので、中近東風、中華風、サンバ風、国際色豊かなスコアも入っています。
「荒野の棺桶」の主題歌で知られるカンツォーネ歌手ピーター・テヴィスが歌う主題歌も、
スパイ映画の主題歌に相応しい王道路線のコテコテソングで素晴らしい。
スコアは、例によって蔵出し音源なので、主題歌以外には曲名が付いていません。
曲によってモノラル音源なのががちょっと残念ですが、
全体的に素敵な音が詰まっているアルバムです。
マイナーな作品ですが、スコアだけ聴いていても楽しいアルバムとなっています。

 

 

 


 

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