ALIEN 2, SULLA TERRA
監督:チロ・イッポリト
音楽:グイド&マウリッツィオ・デ・アンジェリス
出演:ベリンダ・メイン、マーク・ボディン、ロベルト・バレーズ、マイケル・ショウ、ジュディー・ペリン、ベニー・アルドリッチ
1980年 イタリア映画

お待たせしました(誰も待ってないか)、久々のマカロニ・パチモンSFのご紹介です。
「エイリアン」をタイトルに掲げていますが、舞台は地球で街中と洞窟しか出て来ず、宇宙空間は全く出てきません。
これは日本のビデオタイトルだけがそうなった訳ではなく、
オリジナルタイトルにも「ALIEN」の文字が・・・・・。
あからさまに本家「エイリアン」の便乗ホラーであることが分かります。
宇宙船内のセットとか作る予算が無いから、お金のかからない自然の洞窟でごまかしています。
ストーリーは、至って単純で、男女のグループが洞窟に探検に行ったら、そこに凶悪なエイリアンが潜んでいて、一人また一人と血祭りあげられていく・・・・というだけのお話。

監督は、サム・クロムウェルと名乗っていますが、本名はチロ・イッポリト。

観るべきポイントは、首がゆっくりちぎれるゴアシーンとラストの終末感くらいでしょうか笑。
サービスショットで、一応お○ぱいも出てきます。    




音楽は、グイド&マウリッツィオ・デ・アンジェリス兄弟。
いかにもイタリアン・カスもの・ゾンビホラーにありがちな「ジャジャ~ン!!」とかいって始まる
トラックに失望しかけますが、
途中から本格プログレッシブでハードなギターが入ってからちょっと印象が良くなります。
劇伴全体を通じて、ハードなプログレ、フュージョン色の強いスコアで、
たまにトッド・ラングレンのユートピアを思わせるギターも入ります。
中にはスリリングなシンセスコアもあったりすので、

いつものアンジェリス兄弟のノーテンキなユルユル系スコアを想像するといい意味で裏切られます。
全体に何かカッコいい。兄弟、やれば出来るじゃん。
しかし、本編がカスなだけにせっかくの兄弟のハードなスコアも活かされていません。
かなり浮いています 笑。
アメリカ版の本編オープニングには、アンジェリス君が熱唱したと思われる
アメリカン・ハード風の熱血ロックが挿入されます。
アメリカンな街並みをピックアップトラックで走るバックにいかにもな歌が乗っかってるところは
ダサいを通り越して微笑ましくもあります。
イタリア公開版には、普通のアンジェリス兄弟印のフュージョントラックが当ててあります。
もともと、公開当時にはサントラは出ておらず、どっかの倉庫からマスターが見つかったのでサントラにしてみましたというパターンのものです。
昨年末にイタリアでCDとLPがめでたく発売となりました。

 

 

 


 

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