STAR WARS : THE RISE OF SKYWALKER

監督:J・J・エイブラムス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、ケリー・マリー・トラン、ヨーナス・スオタモ、アンソニー・ダニエルズ、ハリソン・フォード、イアン・マクダーミド

2019年 アメリカ映画

 

 

シリーズ42年の完結編となる最終作「エピソード9」。
お正月に帰省したどさくさに紛れてシネコンに観に行きました。
ネットでは、熱心なファンの皆さんがあちこちで散々こき下ろしておられるのですが、
それだけ皆さんシリーズに対する思い入れが深いんだろうなあと思いつつ、
普段から「SFスター・クラッシュ」や「宇宙帝国の陰謀」といったパチモンで鍛えているおっさんには、十分すぎるくらい楽しめるSFアドベンチャー大作でした。
なんだかんだ言って、興行収益はすごく良いようだし、やっぱり劇場で観てよかった。
アラを探せばきりがないと思いますが、相当なプレッシャーもある中、これほどの大作を様々な悪条件や時間的制約の中でまとめ上げたJ・J・エイブラムス監督の手腕は素晴らしいと思います。
(万人を納得させる展開やエンディングなんて、はじめから無理なんですから 笑。)
ストーリーは、いろんな方がご紹介されているので、このブログでは割愛させていただきますが、
オールド・ファンへの配慮を欠かさず、それでいて金太郎飴みたいな展開の中にも意外な要素を織り交ぜてあって、おっさんとしては文句なしの作品でした。
撮影前に惜しくも亡くなったキャリー・フィッシャーも前作で撮影された未使用映像を使って見事に出演してました。
マーク・ハミルもハリソン・フォードもちょっぴり出てくるし、声だけですが、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ヘイデン・クリステンセン、ユアン・マクレガー、フランク・オズ、リーアム・ニーソン、サミュエル・L・ジャクソンといった過去の作品に登場したメンバーも出演しています。
J・J・エイブラムス監督本人までドロイドの声で出演しちゃってます。


音楽は、巨匠ジョン・ウィリアムズ。
シリーズ全作品のスコアを手掛けるという偉業を成し遂げています。
今回は、出し惜しみは一切無しでこれまでのモチーフがガンガン出てくるので、オケはロンドン交響楽団に比べると若干線の細さは感じさせるものの、堂々たるフルオケスコアに「燃え」度は高いです。
ただ、どうしてもオープニングの一発目の「ジャ~ン!!」は、エピソード4や5に比べると薄いという感は否めませんが・・・笑。
(個人的には、「帝国の逆襲」の「ジャーン!!」が一番好き。)
オーケストレーションは、ジョン・ウィリアムズとウィリアム・ロスが担当しているようです。
エピソード4~6の旧三部作のモチーフに比べると新三部作のモチーフはどうしても弱く感じますが、新旧織り交ぜた起伏に富んだスコアは圧巻です。
そしてサントラの最後を飾る10分を超えるフィナーレが素晴らしい。
(ただ、フィナーレの終わり方としては、エピソード3のタメにタメた終わり方の方が好みだなあ。)
最近のオケスコアは、打ち込みと合体したハイブリッドなジャジャジャジャスコアが主流で、
ライトモチーフのしっかりした正統派フルオケ・スコアはめっきり減ってしまいましたが、
この作品は90歳近い巨匠の集大成ともいえるクラシックのような堂々たるスコアですので、
若いサントラファンの皆さんにも是非聴いていただきたい1枚です。

 

 




 

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