AMERICAN ULTRA
監督:ニマ・ヌリザデ    
音楽:マーセロ・ザーヴォス、ポール・ハートノール    
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、トファー・グレイス、コニー・ブリットン、ウォルトン・ゴギンズ、ジョン・レグイザモ、ビル・プルマン、トニー・ヘイル、スチュアート・グリアー    
2015年 アメリカ映画


うだつの上がらないお兄さんが実はCIAの極秘プロジェクトの被験者で、覚醒すれば凄腕のエージェントだったというバイオレンス・コメディ。
主演のジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワートは、
「アドベンチャーランドにようこそ」でも共演しているそうですが、こちらの作品は未見です。
ストーリーは、田舎のコンビニで働くダメな青年が、ある日店に現れた謎の女性が発した意味不明な言葉をきっかけに、
封印されていた力が覚醒し、突然襲いかかってきた殺し屋2人をいとも簡単に片づけてしまいます。
青年の正体は、実はCIAの極秘プロジェクトで生み出された最強のエージェントで、
プロジェクトの封印を目論むCIAから次々と刺客が送られ、命を狙われることになる・・・・というお話。
力が覚醒するまでのくだりがダラダラ気味なので、前半はちょっと我慢しなければなりませんが、
覚醒後の展開はなかなかテンポも良く面白く観ることができました。
(といってもパチモン基準のおっさんの言うことなので話半分に聞いておいてください。笑)
荒唐無稽な話の割に、コメディ色が中途半端な感じになっているのがちょっと残念。
覚醒後のアクションにカタルシスみたいなのが感じられるともっと良かったかなあ。
R15+指定なので結構グロい殺戮シーンがあるので、その手の過激な描写が苦手な方はご注意を。


音楽は、マーセロ・ザーヴォス。
うちのブログで紹介するのは初めてではないかと思われるブラジル出身の作曲家です。
といっても、本邦公開作品だけでもこれまでに20作品以上の音楽を手掛けている人です。
本作品のスコアは、デジロック、テクノ系のアクション・スコアと、
クリーントーンのギターをフィーチャーした透明感のあるヒーリングっぽいスコアで構成された今風のサウンドトラックです。
ビートは効いているのですが、モチーフといえるものはほぼ無く、雰囲気重視のスコアになっています。
よって、映像を観た上で鑑賞しても、どのシーンのスコアかあまり思い出せません 笑。
要は、全編ほぼアンダースコアという印象です。
ポップな印象を受けるジャケと実際のスコアがかけ離れているので、ちょっと肩透かしを食らうかも知れません。
サントラには、アディショナル・ミュージックとして、ポール・ハートノールが手掛けたスコアが数曲収録されています。

個人的にはポール・ハートノールの追加スコアの方がハードなテクノ調で好き。

全22曲41分収録で、米Vareseレーベルからダウンロードオンリーでサントラが出ています。
(これはCDで出すまでもないかも (^-^;)
   

 

 

 

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