BRIMSTONE
監督:マルティン・コールホーヴェン    
音楽:トム・ホルケンボルフ    
出演:ガイ・ピアース、ダコタ・ファニング、エミリア・ジョーンズ、カリス・ファン・ハウテン、キット・ハリントン、ジャック・ホリントン、ヴェラ・ヴィタリ、カルラ・ユーリ
2016年 オランダ/フランス/ドイツ/ベルギー/スウェーデン/イギリス/アメリカ映画    

オランダの監督が描く年代記調の異色ウェスタン。
上映時間が2時間半もありますが、たくみな脚本と演出で全く長さを感じさせません。
ストーリーは、開拓時代のアメリカ西部を舞台に、聾唖者の助産師が家族と慎ましく暮らしていたところへ、
顔に傷のある牧師が赴任してきます。
この牧師は、何故か助産師のまわりに執拗に付きまとい、遂には家族に危害を加えるに至ります。
実はこの牧師と助産師の間には、知られざる過去があった・・・・というお話。
ダコタ・ファニングがすっかり大人になっていてビックリ。
ガイ・ピアースの変態牧師はピッタリのハマり役でした(失礼)。
女性の過酷な運命を描いた作品で、基本的には救いの無い終わり方(わずかな光も差しますが)に
鑑賞後はどっと疲れますが、見応えのある作品です。
残酷描写が過激な上に女性への差別や暴力が繰り返される映像なので、
R15+指定になっています。


音楽は、ジャンキーXLことトム・ホルケンボルフ。
今回は、1人の女性の過酷なドラマが主軸になっているので、
重厚はストリングススコアで、デジロック、テクノ調のものは一切ありません。(西部劇だから当たり前か 笑)
救いのない映像を彩るストリングスは、ひたすら過酷で悲劇的な音を奏でます。
「プラトーン」の「アダージョ」を思わせる雰囲気もあります。
哀しみをたたえたメロなので、決して聴いていて楽しくはないですが、
ある意味オールド・スタイルなスコアで、最近のスコアにありがちな
雰囲気重視のサウンド・デザイン風なスコアにはなっていないところがいい。
トム・ホルケンボルフが珍しく全編クラシカル調のスコアに挑戦しているので、
そういう意味でも一聴の価値がある作品といえるでしょう。
サントラは、CDとダウンロードの両方が出ています。

ダウンロードの方が5曲多いようです。

 



 

ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)

よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓

にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村

 

 

 

 

Brimstone / Brimstone /
1,456円
Amazon

 

 

 

ブリムストーン [DVD] ブリムストーン [DVD]
3,092円
Amazon