TELL THEM WILLIE BOY IS HERE
監督:エイブラハム・ポロンスキー    
音楽:デイヴ・グルーシン    
出演:ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス、ロバート・ブレイク、スーザン・クラーク、バリー・サリヴァン、ジョン・ヴァーノン、チャールズ・エイドマン、チャールズ・マックグロー
1969年 アメリカ映画

今日はサントラの出ていない作品をピックアップします。
ロバート・レッドフォードとキャサリン・ロスが出ていることからこんな邦題になってしまった、
ニュー・シネマ世代の異色西部劇。
確かにロバート・ブレイクとキャサリン・ロスの逃避行ではあるんですが、夕陽に向ってたかなあ(笑)
ストーリーは、恋人との結婚を反対されているインディアンの青年が、恋人と密会中のところを恋人の父親たちに発見され、
誤って彼女の父親を射殺してしまいます。
青年は、恋人を連れて逃避行を開始しますが、事件を知った保安官たちが追跡を開始する・・・・・というお話。
どうやら実話を元にした作品のようです。
ニューシネマの頃の作品なので、西部劇臭が薄いというか、現代劇に近いお話になっています。
救いのない終わり方もこの頃の映画ならでは。
ロバート・レッドフォード主演ですが、爽快感はありません。

むしろ、重厚な味わいがあり、鑑賞後に何とも言えない余韻を残す作品です。
でも、こういう作品、おっさんは嫌いではありません。

むしろ好きかも知れません。

 

 

音楽は、デイヴ・グルーシン。
スコアも独創的で従来の西部劇のテイストは皆無です。
ジャズや現代音楽風の味付けがなされたドライなスコアです。
バーンスタインのような派手なテーマはなく、終始抑制の効いた音が続きます。
インディアンをイメージさせるリコーダー系の楽器が使われていて、
そのあたりでウェスタンのスコアであることが分かりますが、
エレキギターやエレキベース、チェンバロ風のシンセ?やマリンバなどが出てきて
ウェスタンスコアとしてはかなり斬新な音作りになっています。
地味なスコアですが、おっさんには中毒性があるのか、
何度でも聴きたくなります。
しかし、サントラは発売されたことがなく、
最近パッとしたスコアの発売がなく是非頑張って欲しい米Intradaか、
米La-La-Landあたりから発売してもらいたい音源です。
 

 

 

 

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