POSSE
監督:カーク・ダグラス    
音楽:モーリス・ジャール    
出演:カーク・ダグラス、ブルース・ダーン、ボー・ホプキンス、ジェームズ・ステイシー、ルーク・アスキュー、デヴィッド・カナリー、アルフォンソ・アラウ、キャサリン・ウッドヴィル、ディック・オニール    
1975年 アメリカ映画


令和元年となりましたが、うちのブログは何のヒネリも無い思い付きレビューです。
カーク・ダグラスが監督・主演した風変りなウェスタン。
70年代の西部劇というと、ニュー・シネマっぽいものがもてはやされてたような印象を受けるのですが、
本作品は正統派ウェスタンの流れを汲みながら、ちょっとヒネリを利かせた内容になっています。
ストーリーは、次期上院議員の座を狙う連邦保安官が、人気取りのために無法者を討伐する追撃隊を組織し、
5人の部下を従えて各地で成果を上げては、お抱えの記者に記事を書かせて宣伝していきます。
保安官はさらに人気を得るため、今度は列車強盗で名高い悪党を捕まえる計画を立て、
間もなく悪党を捕まえることに成功し、街の住民から歓迎を受けるのですが・・・・というお話。
正義を振りかざす者も、実は・・・・みたいなところが、従来の勧善懲悪型の西部劇とは一線を画すところなので、
観る人によっては面白くないという印象を持たれるかも知れません。
個人的には、未公開マカロニ・ウェスタンを観た後で観たせいか、
結構面白く感じました 笑。
悪党を演じたブルース・ダーンがそんなに極悪人に見えないところがちょっと残念。

 

 


音楽は、モーリス・ジャール。
追撃隊が活躍する前半は、西部劇スコアというよりミリタリー調のスコアが多く、
メイン・タイトルもマーチ風になっていました。
劇伴も、前半は同じように戦争映画の劇伴を思わせるようなスコアが登場します。
その他のスコアも粗削りで骨太な曲が多く、
サロンミュージックとしてジャールがアレンジしたトラディショナルな曲以外は、
ちょっといびつで泥臭い音が中心です。
また、マーチ「双頭の鷲の旗の下で」をジャールがアレンジしたものもエンド・タイトルで演奏されます。
公開当時、サントラは発売されませんでしたが、
2012年に米Intradaから「ラスト・タイクーン」(1976)とのカップリング仕様でCDが発売されました。
本作からは約30分のスコアが収録されました。

 

 




 

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