THE VICTORS
監督:カール・フォアマン    
音楽:ソル・カプラン    
出演:ジョージ・ペパード、ジョージ・ハミルトン、イーライ・ウォラック、ピーター・フォンダ、アルバート・フィニー、メリナ・メルクーリ、ヴィンセント・エドワーズ、ジャンヌ・モロー、ロミー・シュナイダー、ロザンナ・スキャフィーノ、センタ・バーガー、エルケ・ソマー、マイケル・カラン
1963年 アメリカ映画


戦争映画好きのわたくしですが、この作品はいまだ未見の1本。
上映時間が180分近いということと、キャストがものすごく豪華で

戦争映画のくせに有名女優が何人も出ているということで興味津々。
戦争を皮肉った内容の反戦映画らしいのですが、

いろんなエピソードを積み重ねたオムニバスっぽい作りになっているようです。
ストーリーは、第二次世界大戦を舞台に、アメリカ軍の分隊がイタリアのシシリー島から始まって終戦を迎えるまで、

行く先々の戦線で戦争の非情さ、不条理を目の当たりにする・・・という趣旨のお話(なんか最前線物語を思い出すなあ。)
監督は、「ナバロンの要塞」を製作したカール・フォアマン。
日本では残念ながらDVDになっていないようです。
この映画を観るには、現時点ではアメリカ版DVDを購入するしかないみたいです。
ソウル・バスが手掛けたタイトル・デザインも観てみたい。



音楽は、ソル・カプラン。
戦争映画なのですが、ミリタリー調のスコアは序曲とメイン・タイトルくらい。
しかも、これがかなり陽気で明るいマーチ調です。
エンド・タイトルもメイン・タイトルのモチーフを使っていますが、
混成コーラスの歌が被せてあり、まるでミュージカルです 笑。
戦争アクション風の緊迫感はまるでありません。
その他の劇伴も、ジャズ風あり、バンジョーやマンドリンがフィーチャーされた曲ありで、
まるで戦争映画らしくありません。
血沸き肉躍る「燃え」系スコアを期待すると裏切られます。
但し、どれも聴きやすいスコアなので、サントラ単独で聴いても十分楽しめる内容となっています。
LPには、フランク・シナトラの「Have Yourself A Merry Little Christmas」まで入っていました。
サントラは、公開当時のLPの他に、米FSMから「四時の悪魔」とカップリングになったCDが発売されましたが、CDにはシナトラの歌は入っていません。

現在では、シナトラの歌を含むダウンロード版がAmazonやi-Tunesで入手可能です。

 

 

 

 

 

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