LITTLE BIG MAN
監督:アーサー・ペン    
音楽:ジョン・ハモンド    
出演:ダスティン・ホフマン、フェイ・ダナウェイ、マーティン・バルサム、リチャード・マリガン、ジェフ・コーリイ、チーフ・ダン・ジョージ、ケリー・ジーン・ピータース
1970年 アメリカ映画


この映画、実はまとも観たことがなくて、つい先日やっとノーカットで観ることができました。
こ、これは面白い。普通の西部劇とまるでテイストが違う。
てっきりインディアンに育てられた主人公が白人社会に戻ってガンマンとして成功する・・・
みたいなお話かと思ってました 笑。
インディアン社会と白人社会を何度も行き来しながら、数奇な運命をたどる男の映画でした。
ストーリーは、インディアンに両親を殺された少年がシャイアン族に育てられ、
背は低いながらも立派な青年に成長しますが、騎兵隊との戦いの末、白人社会に連れ戻されます。
それからというもの、青年は白人社会とインディアン社会を自由気ままに行き来するようになる・・・というお話。
上映時間が140分もありますが、テンポ良くお話が展開するので全く長さを感じさせません。
西部劇なんですが、ベトナム戦争への風刺も入っています。
基本的にコメディの要素があるので、後半の大殺戮シーンも辛い描写ではありましたが、
「ソルジャー・ブルー」のような後味の悪さはありませんでした。
特殊メイクにディック・スミスが参加していて、ダスティン・ホフマンの121歳のじいさんメイクが観られます。
シャイアン族の酋長を演じたチーフ・ダン・ジョージがアカデミー助演男優賞にノミネートされています。


音楽は、ジョン・ハモンド。
カントリー・ブルースの名手で、これまでに30枚以上のアルバムを制作しています。
本作品でも、枯れた味わいのインスト・ブルースを披露していて、
当時の王道ウェスタン・スコアとは真逆な音を聴かせます。
ほぼアコースティック・ギターとブルース・ハープだけで構成されたスコアで、
シンプルだけど渋くてカッコいい。
おっさんの記憶では、サントラはダイアローグ盤だったように思います。
曲名がどれも異様に長くて、ほとんどセリフじゃなかったなあ。
そんな印象だったので、LPは持っていません。
今のところCDにもなっていないようなので、
ジョン・ハモンドのスコアだけを抽出したスコア盤が出ないかなあと密かに期待するのでした。

 

 



ということで、今年の更新もこれが最後となりました。
すっかり週末限定更新のブログになってしまいましたが、
来年も細々と続けていこうと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。
それではみなさん良いお年を。

 

 

 

 

 

 

 

 

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