TREMORS
監督:ロン・アンダーウッド    
音楽:アーネスト・トルースト、ロバート・フォーク    
出演:ケヴィン・ベーコン、フレッド・ウォード、フィン・カーター、マイケル・グロス、リーバ・マッキンタイア、ボビー・ジャコビー、ヴィクター・ウォン    
1988年 アメリカ映画



・・・本日は過去記事に追記シリーズ。





ネバダ砂漠を舞台に巨大なミミズのようなモンスターが大暴れするB級パニック映画の傑作。
ゲイル・アン・ハードが製作総指揮を担当しているせいか、B級と言いながら結構しゃんとしています。
「砂の惑星」のサンドワームみたいな怪物が土中から人々を襲うという陸上版JAWSという感じの作品です。
ただ、パニック映画のわりにノリが軽くて面白い。
ケヴィン・ベーコンとフレッド・ウォードの掛け合いが絶妙です。
ストーリーは、ネバダの田舎町で便利屋をやっている2人が、
住民や家畜が殺されている現場に通りかかり、

通報するために警察に向かう途中で、
車に大きな蛇のようなモンスターの死骸がくっついているのに気づき、

突然の巨大生物の出現に街はパニックに陥る・・・というお話。
カントリー歌手のリーバ・マッキンタイアが、本作品で映画デビューを果たし、
彼女の歌"Why Not Tonight "も流れます。
監督は、後に「プルート・ナッシュ」で大コケしたロン・アンダーウッド。
本作品のヒットにより、TVムービーの「2」(1995)、オリジナルビデオの「3」(2001)、「4」(2004)、「ブラッドライン」(2015)、「コールドヘル」(2018)と続編が量産されました。
さらに、「3」の続編にあたるTVシリーズ「トレーマーズ・ザ・シリーズ」まで製作されています。





音楽は、シンガー・ソング・ライターでもあるアーネスト・トルーストとロバート・フォーク。
劇中の激しいオケスコアは、ロバート・フォークが担当しているようですが、
アーネスト・トルーストは、その他の軽妙なカントリー・ロック・スタイルの曲を中心に担当しています。
この人、サントラの仕事もそこそこやっているのですが、未公開作品が多く、日本公開作品では「ゾンビ・コップ」や「バロウズの妻」ぐらいでしょうか。
けだるいスライドギターやハーモニカが登場するモンスター・パニックには似つかわしくない
ほのぼのとしたトラックを提供しています。
エレキギターのソロがさく裂する曲もあって、ライトなアメリカン・インスト・ロックという趣もあります。
サントラは、残念ながらオフィシャルなものは出ておらず、プロモ盤があるのみのようです。
プロモ盤は、同じくアーネスト・トルーストが音楽を担当した映画「Bloodrush」(未公開)とのカップリング仕様になっていて、本作品からは9曲が収録されています。
人気のある作品なのでオフィシャルで出ればいいのにと思います。
 

 

 

・・・・と、ここまでが過去記事。

2020年11月に、遂に3000枚限定で2枚組CDが発売されました。

米la-la-landレーベルからの発売で、1枚目にアーネスト・トルーストのスコア(35曲65分)、2枚目にロバート・フォークのスコア(15曲20分)と振り分けて収録されています。






 

 




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