MOMENTUM
監督:スティーヴン・カンパネッリ    
音楽:ロラン・エケン    
出演:オルガ・キュリレンコ、ジェームズ・ピュアフォイ、モーガン・フリーマン、リー=アン・サマーズ、ペニー・フラー、フロムラ・ダンダーラ、コリン・モス、カール・タニング
2015年 アメリカ/南アフリカ映画


意外な拾い物となった愛すべきB級アクション。
はっきり言って新しさはまるでありません。
元エージェントのオルガ・キュリレンコがひたすら追手から逃げて最後には逆転勝利するという極めて単純で薄っぺらいお話。
でもいいのです。B級アクションはテンポさえ良ければ。
この映画、テンポだけはすごくいいです。
ちょっと残酷なシーンがあるので、人が死ぬ映画が苦手な人にはあまりおススメできません。
ストーリーは、元エージェントの女が元恋人に誘われて銀行を襲いダイヤを強奪しますが、盗んだダイヤは実はアメリカの上院議員の物で、
ダイヤと一緒に保管されていたUSBに大変な秘密が隠されていたことから、
上院議員に雇われた殺し屋に銀行強盗一味は襲われ、
元恋人が殺され、女も命を狙われることになる・・・というお話。
殺し屋のボスを演じたジェームズ・ピュアフォイが貫禄ある好演をしています。
なお、この映画、イギリスで劇場公開された時は初日の興業収入が日本円にして8,600円だったそうです 笑。
そんなにひどい映画じゃなかったけどなあ。日本でも劇場公開されたし。
でも、明らかに続編を意識した終わりかっただったけど、どうするんだろ。
個人的には続編出来て欲しいなあ。



音楽は、ロラン・エケン。
今時珍しい泣きのメロディが活躍するB級アクションスコアです。
今風のジャジャジャジャはストリングスのリフぐらいなので、ほとんど気になりません。
オープニングは、ほぼドラムだけで構成されたスコアで、
バケツやガラクタなどを叩いて演奏するストリートドラムの映像とスコアをシンクロさせています。
メインとなるヒロインのモチーフには、この時代ちょっと「クサい」んじゃないかと思えるくらいの

メランコリックなフレーズが使われていますが、慣れるとそんなに悪くない。
むしろ最近はここまでのメロを持ったヒロイン・アクションがあまり無いので、逆に新鮮だったりします。
このフレーズが劇中、ちょこちょこと登場します。
また、本編の大半がスリリングな逃走劇なので、ほとんどスコアが鳴りっぱなしの印象を受けます。
劇伴もメロディアスでなかなか良い。
エンド・クレジットでは、「泣き」のメロディを使ったロック調のビートの効いた「テーマ」が演奏されます。
南アフリカ合作でケープタウンロケという、マイナーな香りのするB級アクションですが、

サントラはちゃんとしたレーベル(米Varese)から発売されています。

 

 

 


 

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