IL SESSO DEGLI ANGELI
監督:ウーゴ・リベラトーレ    
音楽:ジョヴァンニ・フスコ
出演:ローズマリー・デクスター、ベルンハルト・デ・ブリーズ、ドリス・カンストマン、ラウラ・トロッシェル
1969年 イタリア映画    



「禁じられた恋の島」などの脚本を手掛けていたウーゴ・リベラトーレが、
「南海のフリーセックス」に続いてメガホンを取った退廃的なマカロニ青春ドラマ。
結構強烈なタイトルが目を引きますが、お○ぱいもちょっとしか出てこないし、
全然エロくないので、邦題に騙されておっさん世代が期待して観ると後悔します。
ストーリーは、3人若い娘がドラッグを吸ってパ~っと憂さでも晴らそうかとばかり、
1人の若い男を誘惑して4人でヨットに乗り込んで、ドラッグを吸いながらヨットの旅を続けますが、クスリが切れてみると事件が起こっていた・・・・・という退廃的なお話。
実際、ストーリーなどはどうでもいいような作品なので、あまり観ても面白くないかも知れません。(おっさんも字幕なし英語版の映像しか観ていないので、ストーリーはよく分かりませんでした 笑。)
主役のローズマリー・デクスターは、「夕陽のガンマン」にも出ていたパキスタン出身のエキゾチックな女優さん。
その他のキャストは全然知らない人ばかりです。



音楽は、イタリアのジョヴァンニ・フスコ。
メイン・タイトルは、ファンファーレと60年代ロックが合体したような奇妙な曲ですが悪くない。
劇伴も全体的に昔流行った「モンド」なロック調のスコアが中心で、
当時の若者世代の映画という印象を受けます。
まあ、このあたりのインチキ臭さが渋谷系流行の頃には、
かえって新鮮だったのかもしれません。
恐らく本編を観てもいないのに、このCDを買った人はいることでしょう。
本編を観て買った人って、ほとんど60歳より上の人だろうなあ。
(本作品は、日本では劇場公開しかされてません。DVDも出てません。)
余談ですが、同じオルガンでも本作品のようにハモンドだとこんなにカッコいいのに、
なんで昔のイタリア映画って陰気なオルガンの音を使うことが多かったんでしょうか。
(当時は流行りだったのかなあ。)
サントラは、映画公開当時は歌モノのシングル盤が発売されたようですが、
2011年に伊BEATレーベルからCDが発売されました。ほとんどの曲のタイトルがトラックナンバーになっているので、蔵出し音源と思われます。
中に数曲、ジャンフランコ・レヴェルヴェリらのペンになる曲が収録されています。

 

 

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