TROMA'S WAR
監督:マイケル・ハーツ、サミュエル・ウェイル    
音楽:クリス・デ・マルコ    
出演:キャロリン・ビーチャンプ、ショーン・ボーエン、マイケル・ライダー
1988年 アメリカ映画

 


「悪魔の毒々モンスター」で知られるトロマが製作したC級アクション。
日本では劇場未公開ですが、同社製作の「毒々モンスター」のヒットにあやかって、
ビデオ化にあたり「悪魔の毒々・・」という頭文字が付けられたようです。
ストーリーは、旅客機が南海の孤島に墜落して、十数名の乗客が奇跡的に生き残ります。
しかし、その島はテロリストが潜伏するアジトになっていて、
テロリストに捕まった乗客たちは暴行されたり虐殺されたりと散々な目に遭います。
怒りに燃えた乗客たちは遂に生き残るため自ら銃を取ってテロリストたちに立ち向かう・・・・というお話。
トロマ作品にしては、戦闘シーンにはかなり力が入っています 笑。
そこそこの爆薬も使っているのではないでしょうか。
オリジナルタイトルも「Troma's War」だもんなあ。
予告編にも「かつてない予算を投入した過去最大の野心作」な~んてテロップも出ます。
しかし、やはりトロマ作品だけあって序盤から中盤にかけてのユルユル感、中盤以降のアクションシーンの荒唐無稽な感じは健在です。




音楽は、クリス・デ・マルコという人。
もともとミュージシャンのようで、本人名義のボーカルアルバムも出ています。
サントラの仕事はトロマ作品ぐらいでしょうか。
他に「悪魔の毒々モンスター3/毒々最後の誘惑」も手掛けているようです。
さて、この作品では全編当時の最先端のデジタルシンセによるスコアを堪能することができます。
今聴くとかなり辛い代物ですが、独特のシンセベースのラインがSparksの"Music That You Can Dance To"と同じ音源を使っているので、個人的には親近感が沸いたりして 笑。
シンセだけというと安上がりなイメージが先行しますが、オリジナルの歌モノがあったり、
最近のアクションスコアに比べたらよっぽど劇伴に歌心があっていい。
歌ってるのは、クリス・デ・マルコ本人かもなあ。
よく聴くとシンセだけじゃなくて華麗なカッティングを披露するエレキギターも入ってるし。
公開当時、サントラなどというものは存在しませんでしたが、
今頃になって18曲入りのLPが発売されました。
LPサイズになるとジャケもなかなかの迫力。
なんか、最近LPが多いなあ。
聴いているうちに段々バブルの時代を思い出す1枚です。
 

 

 

 

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