IT'S ALIVE!
監督:ラリー・コーエン        
音楽:バーナード・ハーマン    
出演:ジョン・P・ライアン、シャロン・ファレル、ジェームズ・ディクソン、ウィリアム・ウェルマン・Jr、シェイマス・ロック、アンドリュー・ダガン、ガイ・ストックウェル、ダニエル・ホルツマン    
1973年 アメリカ映画

 


B級映画ばっかりだけど個性的な作品を撮り続けるラリー・コーエン監督のライフワークともいえるホラーシリーズ。
全部で3作までありますが、1作目を超える作品はありません。
(「3」に至っては、ギャグのエッセンスまで入ってきます。)
ストーリーは、幸せな夫婦の間にモンスター化した赤ん坊が誕生し、出産に立ち会った医者や看護師を殺して病院から脱走します。赤ん坊は行く先々で人々を襲いながら、兄が通う小学校や両親の住む家を目指します。
警察は赤ん坊を射殺するため警官隊を組織し追跡を開始する・・・・というお話。
特殊メイクに巨匠リック・ベイカーの名前がありますが、肝心の赤ん坊が劇中チラチラとしか出ず、
全体像をはっきり映ることができません。
怪物として生まれた我が子に対する感情が父と母ではまるで違うところや、
傷ついた我が子を目の当たりにした父に心境の変化が生まれるところなど、
単なる恐怖映画では終わらない異色の作品となっています。
オリジナルタイトルの「IT'S ALIVE!」は、古典ホラー「フランケンシュタイン」で怪物の誕生に歓喜する博士の有名なセリフ。

音楽は、バーナード・ハーマン。
これぞ恐怖映画と言わんばかりの古典的なホラースコアが素晴らしい。
ムーグシンセの電子音を含むこれまた個性的な編成のオケによる重厚なホラースコアは一度耳にすると頭から離れません。
同じく70年代に作曲された「愛のメモリー」や「悪魔のシスター」のスコアに近いものがあります。
この人の特徴は、短いフレーズの積み重ねでサスペンスを盛り上げるスコアを作るところで、
ダークかつダイナミックなスコアに圧倒されます。
サントラは、公開当時は発売されず、後年「悪魔の赤ちゃん2」のサントラとしてLPが発売されました。
実は、「荒野の七人」と同様、1作目と2作目で同じスコアを使っているので、
「2」のサントラであると同時に1作目のサントラでもあるということになります。
その後、米Film Score Monthlyから3000枚限定でCDが発売されました。
LPは12曲入りでしたが、こちらは24曲たっぷりと入っています。

 

 

 

 

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