・・・・今夜は最近の過去記事に手を加えてます。

 

SPLIT
監督:M・ナイト・シャマラン    
音楽:ウェスト・ディラン・ソードソン    
出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー、ジェシカ・スーラ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
2017年 アメリカ映画


我れらがM・ナイト・シャマラン監督による新作スリラー。
毎回いい意味でも悪い意味でも観客の期待を裏切り続けるインド系監督。
「サイン」あたりからこの監督の作品にどことなく「地雷臭のようなもの」を感じるようになり、
それは「ヴィレッジ」で確信に変わり、その後は作品を追うごとにラストのオチのショボさに騙され(笑)続けてきましたが、前作「ヴィジット」で再びかつての勢いを取り戻したように思います。
今回もかなり期待をしています(でもやっぱり騙されるかなぁ)。
現在、劇場公開中でまだ観ていないのですが、
ストーリーは、3人の女子高生が23人もの人格を持つ多重人格者に拉致監禁され戦慄の恐怖に陥れられるというようなお話のようです。
1800円払って劇場まで観に行ってまた騙されたら嫌だけど、前作のクオリティを考えると今回も期待してしまうし・・・・。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の続編も観たいし「メッセージ」も観たいし、悩ましいところです。


音楽は、ウェスト・ディラン・ソードソン。
全然知らない人だったので調べてみましたが、デヴィド・O・ラッセルが監督した2015年の「ジョイ」(豪華なキャストなのにビデオスルーになった不遇な作品)を担当したことくらしか分かりませんでした。
全体的に口数の少ないスコアで、明快なメロを持ったモチーフはありません。
スコア全体を重低音や不気味な電子音が支配するアンダースコアです。
左右に蠢くケモノの動きを彷彿とさせる重低音の使い方は斬新です。
時折、ピアノ単独のスコアもありますが、これもどちらかというとホラー寄り。
ピアノの使い方も、低音域の単音を使ったものや、マイナーキーでリフを繰り返すものが多く、
音楽というよりも音響と表現した方が相応しいスコアもあり、
決して楽しい作品でありませんが、映像を引き立てるには抜群の効果を生むスコアなのではないかと
勝手に想像してます。
サントラは22曲1時間収録されていますが、このような内容だからでしょうか、
今のところダウンロードしか販売されていないようです。

しかし、ジャケも渋いのでCDで出してほしいものです。

 

 

 

・・・・・と、ここまでが過去記事。

先日DVDでやっと観ました。

前作「ヴィジット」の勢いは衰えていなかった。

シャマラン監督、完全復活ですね~。

監禁というとつい「SAW」シリーズが頭に浮かんでしまい、

女子高生が監禁された挙句に拷問されたり、正視に堪えない残酷描写があると嫌だなあと思っていたのですが、さすがシャマランさん、そんなことはなかったので安心して観ることができました。

どんでん返しを超えたと言われる衝撃のラストもすごかった。

それまでのストーリーがどうこうというのではなく、最後にあそこへ持っていくとは・・・・・。

ラスト近くでまずは聴き覚えのあるスコアが出てきて、「もしや・・・」と思わせるところがすごい。

スコアも映像としっかりマッチしていました。

意外にもノイズ系のアンダースコアばかりではなく、メロのあるピアノ曲が印象に残りました。

次回作も楽しみです。

でも、このおっさん、この映画のラストから次へつなげる気なんて全然無いんだろうな。

 

 

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