A TIME TO DIE
監督:マット・シンバー    
音楽:エンニオ・モリコーネ    
出演:エドワード・アルバート、レックス・ハリソン、ロッド・テイラー、ラフ・ヴァロン、リン・ストック、ハーバート・ミッテンドーフ
1983年 アメリカ映画
    

「ハンドラ」のマット・シンバー監督によるサスペンス。
レックス・ハリソン、ロッド・テイラーという名優が出てるわりに本邦劇場未公開。
日本でのビデオタイトルは「タイム・トゥ・ダイ~地獄から帰った男~」となっていましたが、
テレビ放映時は、「マッド・ハンター」などというどっかのパチモンのようなタイトルをつけられていました。
製作は、チャールズ・リーという「ソルジャー・ターミネーター/特攻人間兵器」を監督した人(誰も知らないか)で、
原作は「ゴッドファーザー」のマリオ・プーゾで、音楽はエンニオ・モリコーネとくると
イタリア映画か?という疑問も湧きますが、どうもアメリカ映画のようです。
ストーリーは、第二次世界大戦下のドイツで諜報活動を行っていた男が、ナチスに捕らえられ、妻や友人を処刑され自らも銃撃されて瀕死の重傷を負います。一命を取り留めた男は、戦後ドイツに渡り、自分を捕らえ尋問した男たちに復讐を始めますが、男はアメリカのエージェントにマークされていて・・・・というお話。

 


音楽は、巨匠エンニオ・モリコーネ。
テーマ曲は、ピアノの力強いリフレインが印象的なマイナー・メロの佳曲。
劇伴は、アクの強いチェンバロのフレーズがマカロニ・ウェスタンのギターを思わせたり、
古典ホラーのようなヴァイオリンが出てきたり、モリコーネならではの美メロも出てきます。
本編の前半が第二次世界大戦を舞台にしているので、スネアドラムを生かしたミリタリー調のスコアも顔を出します。
自己主張の強いスコアが多く、いわゆるアンダースコアに徹したものはありません。
作品自体はあまり知られていないようですが、スコアは捨て曲無しのなかなかの力作です。
公開当時、CerberusレーベルからLPが発売され、2008年にBuy Soundtraxレーベルから限定1500枚でCDが発売されました。
CDは限定盤ですが、現在もAmazonで検索するとヒットするので、比較的入手しやすいようです。

 

 

 

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