INFERNO
監督:ロン・ハワード        
音楽:ハンス・ジマー    
出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、イルファン・カーン、オマール・シー、ベン・フォスター、シセ・バベット・クヌッセン、アナ・ウラル、ジョン・ドナヒュー、アイダ・ダーヴィッシュ    
2016年 アメリカ映画


ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演による大ヒットミステリーの第3弾。
ダン・ブラウンのベストセラーが原作で、「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」の続編となります。
「天使と悪魔」から7年ぶりの続編ということで、待ってましたとばかり観始めたのですが、
どうも前2作と比べると雰囲気が違う。
冒頭からサスペンスフルな展開な上に、歴史ミステリーに記憶喪失モノが乗っかって、
さらにはバイオテロ計画まで重なるという、とても欲張りな設定なので、
このシリーズならでは「良さ」は半減したような印象でした。
とはいえ、普通のサスペンス作品として観れば手に汗握る素晴らしい作品だと思います。
ストーリーは、ラングドン教授がフィレンツェの病院で目を覚ますと、頭に怪我をしていて、直前までの記憶が失われています。担当と思しき女医さんを話しているうちに、警官の恰好をした女に銃撃されます。意識朦朧とする中、女医さんと一緒に逃げるラングドン教授ですが、ポケットの中から出てきたペンライトにダンテの地獄篇にまつわる絵の画像が仕込まれていて、その中に仕組まれた暗号を解き明かすうち、大富豪によるウィルスを使った人類滅亡計画が明らかになる・・・・というお話。
今回は、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズがパートナー。
二転三転するストーリーに、一体誰が味方で誰が敵なのか分からなくなってきます 笑。

 

 


音楽は、シリーズを通してハンス・ジマーが担当。
この人、もうジャジャジャジャはやらないのかなあと思うくらい、
ジャジャジャジャからはすっかり卒業していて、良い傾向だと思います。
全体的にトーンを抑えたサスペンス・スコアで、品の良さが感じられます。
荘厳な雰囲気のスコアを始め、「チャッピー」路線のシンセサウンドや、パルス系のインダストリアルなスコアを聴くことができます。
サスペンスフルなシーンでは、70年代風のシーケンス・パターンが出てきて、
タンジェリン・ドリームやヴァンゲリスを彷彿とさせます。
このシーケンサー系スコアがスリリングでカッコいい。
サントラも70分収録で全17曲と、適度な長さに分割されていて聴きやすい。
派手さはありませんが、近年のハンス・ジマーのスコアはアンビエントな風合いのスコアが多く、結構気に入ってます。

 

 

 

 

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