AGENTE 3S3, MASSACRO AL SOLE
監督:セルジオ・ソリーマ    
音楽:ピエロ・ウミリアーニ    
出演:ジョージ・アーディソン、フェルナンド・サンチョ、フランク・ウォルフ、エヴィ・マランディ、エドゥアルド・ファヤルド、ジョン・カールセン
1966年 イタリア映画


まともな作品が続いたので、久々のマカロニ・スパイ・アクション。
007のヒットにあやかってイタリアで大量生産されたスパイものの1本。
「エージェント3S3もの」の1本で、前年に製作された「地獄のパスポート」の続編にあたります。
アメリカの諜報員ウォルター・ロスが空手チョップを連発して大活躍(笑)します。
「地獄のパスポート」は劇場公開されましたが、本作は未公開、後にテレビで放映されたようです。
ストーリーは、南米の孤島を舞台に、(たぶん)世界征服を企んでいる独裁者にさらわれた科学者を救出するため、
エージェント3S3こと、ウォルター・ロスがイギリスの女諜報員の協力を得ながら任務を遂行する・・・・といったお話(だと思います)。
アクションは派手な爆発シーンなど大掛かりなものはなく、基本おっさんのケンカ程度です。
ちなみに日本では当然DVDなど出ている訳がありませんが、ドイツではDVDが出ています。
僕もこのドイツ版のDVDを観たのですが、ドイツ語の分からないおっさんにはチンプンカンプンです。
監督はサイモン・スターリングこと、セルジオ・ソリーマ。
キャストもマカロニ・ウェスタンでお馴染みのフェルナンド・サンチョを始め、どっかで見たような連中が出てきます。

 


音楽は、ピエロ・ウミリアーニ。
主題歌"Trouble Galore(Le Ore Del Sore)"は、女性ボーカルが情熱的に歌い上げるモンドな佳曲。
ボンドシリーズのようなミステリアスな雰囲気はありませんが、ノリノリでかっこいい。
間奏にマカロニのようなエネルギッシュなトランペットソロが入ります。
歌っているのは、Orietta Bertiというシンガー。
劇伴もこの主題歌のメロをあしらったスコアが中心です。
なんせ歌メロがいいので、アクションスコアはかなり軽快にすっ飛ばします。
また、スパイ映画らしくいろんな土地柄をイメージさせる楽曲が並びます。
マカロニ・ウェスタンでお馴染みのメキシカンタッチな曲から、オリエンタルなものから、トロピカルなものまで
節操がありません(笑)。
途中、メキシコの山賊のような連中と馬で疾走するシーンがあるのですが、
このスコアなどは、ほとんどマカロニ・ウェスタンです。
サントラは、このほど伊BEATレーベルからめでたくCDが発売されることになりました。
ただ蔵出し音源なので、曲のタイトルは主題歌以外はついていません。
ピエロ・ウミリアーニ、なかなかいい仕事をしています。

 

 

 

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