MULHOLLAND FALLS
監督:リー・タマホリ    
音楽:デイヴ・グルーシン    
出演:ニック・ノルティ、メラニー・グリフィス、チャズ・パルミンテリ、マイケル・マドセン、ジェニファー・コネリー、ダニエル・ボールドウィン、クリス・ペン、トリート・ウィリアムズ、アンドリュー・マッカーシー、ジョン・マルコヴィッチ、ブルース・ダーン、ウィリアム・L・ピーターセン、ロブ・ロウ
1996年 アメリカ映画

 

 

1950年代に実在したロサンゼルス市警の特捜班「ハット・スクワッド」と犯罪組織との戦いを描いたクライム・サスペンス。
割と好きな題材なのですが、世間の評判はあまり良くないようで、ラジー賞(助演女優賞)取っちゃったりしています。
特捜班の4人は、ゴリラみたいなニック・ノルティをはじめ(失礼)、
強面のおっさんばかりでギャングにしか見えない 笑。
ストーリーは、ロサンゼルスの工事現場で女性の他殺死体が発見されますが、
死んだ女性は市警特捜班のリーダーの元不倫相手で、捜査を開始したリーダーの元へ1本のフィルムが送られてきます。
そこには、殺された女性と軍上層部の男との情交現場が映っており、
事件は軍を巻き込んで大きく動いていく・・・・というお話、だったような気がします・・・・笑。
なんか日本語で発音するにはいささか抵抗感を覚えるリー・タマホリ監督。
70年代の映画を愛するおっさんたちへのサービスという面では、この人、大変心得ていらっしゃる。
主要なキャストも曲者揃いですが、ブルース・ダーンをノンクレジットで出しちゃうところなんか、
「知ってる人なら分かるでしょう」的な感じがして素晴らしい。
しかし、ジェニファー・コネリーがさっさと殺される上に、お○ぱい丸出しの演技ありで、
かつては「フェノミナ」のヒロインだったのに、何だか扱いが悪いなあと思ったりします。
    

 


音楽は、デイヴ・グルーシン。
しっとりとしたスコアを中心とした、さすが巨匠のお仕事といえる内容です。
メインとなるモチーフが、どことなくゴールドスミスの「ロシアハウス」を思わせるので、
どこかで聴いたことのあるサントラに思えてしまいます。
本作のように、ちゃんとしたモチーフがあって、それがスコアの中で何度も出てきて、
映画を見終わるころには、モチーフが頭に刷り込まれてる・・・・そんななスコアがおっさんは好きだなあ。
(でも、そういうのって時代遅れなんでしょうね 笑。)
ジャズ、フュージョン界の人らしく、スリリングな描写では「そっち」系のアレンジが出てきますが、今回は控えめ。
個人的にはがっつりジャズファンクなスコアを期待したのですが、サスペンス色の方を強調した作りになっています。
サントラは、公開時に13曲入りのものが発売されましたが、5年前に米Kritzerlandから18曲入り57分収録の限定盤が発売されています。
本編に比べて、スコアは人気があるんでしょうね。
ボーナス・トラックとして劇中で歌われるAaron Nevilleの歌が入っています。

 

 

 

 

ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^) よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪   ↓ にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ にほんブログ村

 

これは通常盤です。

  ↓

 

Mulholland Falls Mulholland Falls
1,762円
Amazon

 

 

狼たちの街 [DVD] 狼たちの街 [DVD]
4,298円
Amazon