VERTIGO EN LA PISTA
監督:ステルヴィオ・マッシ    
音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ
出演:ファビオ・テスティ、センタ・バーガー、ロマノ・プッポ、フランシスコ・ラバル、オラツィオ・オルランド    
1980年 イタリア映画

 

 

「フェラーリの鷹」などのパチモン・カー・アクションで知られるステルヴィオ・マッシ監督によるドラマ重視のバイク・アクション。
同じ年にほぼ同じスタッフ、キャストで「危険な報酬」というバイク映画が撮られているのですが、本作はその続編かな?
(「危険な報酬」の方はサントラが無いので、ほぼノーマークなんです。)
ストーリーは、地元のバイクレースで日々を送るレーサーが、国際的なレースに出してもらうかわりに麻薬組織の片棒を担がされたり、美女と恋に落ちたり、まあたわいもないエピソードを重ねて、人間として成長していく・・・みたいなどうでもいいお話になっています。
今回は、カーアクションではなく、バイクアクションな上に中途半端なドラマに重点が置かれているので、
マッシ監督も実力を発揮出来なかったのではないかと推察します。
本国のポスターなどを見ると、マッド・マックスのような活劇風な躍動感あるポスターになっていますが、
たぶんアクション映画を期待して観た多くの人が失望したことでしょう。
日本では、劇場公開されずビデオ発売だけだったようです。

 

 


音楽は、ステルヴィオ・チプリアーニ。
テーマ曲は、今聴くと結構ダサダサなディスコ・チューン。
一応、ディスコなんですが、珍しくシャッフル系のリズムです。
途中からカッティング・ギターが入っているので、なんとなくカッコ良くなるのですが、
ストリングスの使い方やキメのフレーズがダサすぎるので、全体からするとやっぱりダサい。
で、曲が終わって気づくのですが、主旋律なるメロが無い 笑。
バッキングに終始してエンディングを迎えるような曲です。
まあ、これがアクション系の劇伴にも反映されているので、結構手抜いてる感じです。
ただ、美メロで定評のあるチプリアーニ先生、ドラマ部分の劇伴は魅惑のサックスを入れちゃったりして、
イージーリスニングとしてはなかなかのクオリティの曲を持ってきています。
サントラは、公開時は本国でシングル盤が発売されただけでしたが、
2012年に伊BEATレーベルからCDが発売されています。
すべての曲が同じタイトルで、Seq.・・・・と表記があることから
どっかに眠っていた音源を引っ張り出して音源化したものでしょう。
限定500枚とか言っちゃって、リスナーの危機感をあおって売りさばこうという商法なのでしょうが、
幸か不幸か、いまだに入手できるようです。
パチモンスコアとしては十分に条件を満たした作品です。
散々腐しておいてなんですが、おすすめの1枚。

 

 

 

 

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