SPECTRE
監督:サム・メンデス
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、デイ

ヴ・バウティスタ、アンドリュー・スコット、モニカ・ベルッチ、レイフ・ファインズ
2015年 イギリス/アメリカ映画


最近ちょっとバタバタして、更新できませんでした・・・・。


通算24作目となる007シリーズ最新作。
ダニエル・クレイグがボンドを演じるようになって4作目。
(彼がボンドを演じるのって、これが最後?)
今回は「スカイフォール」の続編のような体裁をしていて、さらにクレイグ版の4作がどこかでつながっているところがミソ。
まず、タイトルがいい。悪の組織の名前をそのまま冠したシンプルなタイトル、カッコいいなあ。
ストーリーは、メキシコの任務で派手な大立ち回りを演じたボンドは、Mから謹慎処分を言い渡されてしまいます。しかし、巨大な悪の組織の影を見たボンドは、Qたちの手助けで単身調査を進め、遂に組織を突き止めますが・・・・というお話。
ダニエル・クレイグ版になってから、かなりハードでストイックなイメージになったシリーズですが、
本作でちょっぴりかつてのボンドの雰囲気が戻った感じです(冒頭の建物崩壊シーンとか、ラストの大爆発シーンとか)。
B級バンザイのおっさんとしては、荒唐無稽な007も好きなので、
この手の演出は大歓迎です(笑)



音楽は、前作に引き続いてトーマス・ニューマンが担当。
最初はどうなることかと心配しましたが、線の細さも感じさせず決して悪くない。
冒頭のメキシコのシーンなどは、Tambuco Percussion Ensembleをフィーチャーしたエスニックなパーカッションにテーマがかぶるという粋なアレンジも。
やはりデヴィッド・アーノルドの頃と比べると、スコアもストイックな印象を受けます。
まあ、この辺はこの人の持ち味なんでしょう。
クールでハードな映像にはマッチしていました。
アクションスコアでも、どことなくクールなイメージ。
とはいえ、柔らかいイメージのトーマス・ニューマンの作品群の中では、1、2を争う怒涛のスコアです。
本編のエンディングには、ジェームズ・ボンドのテーマがたっぷり収録されています。
ただ、主題歌がなあ・・・・・・"Writing's On The Wall"。
前作に引き続いて、ガッカリな仕上がり。
おっさんが最近のポップスに全く興味が無いせいもあるのでしょうが、
これは苦手だなあ。
サム・スミス、この人のオリジナル・アルバムは全く聴いたことがありません。
サントラに主題歌が収録されなくても、全然残念じゃない。
印象薄う~。
メロが弱いというか、本編観終わった直後なのに主題歌を思い出せない。
残念。



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