HECTOR AND THE SEARCH FOR HAPPINESS
監督：ピーター・チェルソム
音楽：ダン・マンガン、ジェシー・ジュボ
出演： サイモン・ペッグ、ロザムンド・パイク、トニ・コレット、ステラン・スカルスガルド、ジャン・レノ、ヴェロニカ・フェレ、バリー・アトスマ、クリストファー・プラマー
２０１４年 イギリス映画
サイモン・ベックが自分探しの旅に出るサイモン・ベック版「LIFE」。
でも、LIFEのパクリという訳でもなくて、フランソワ・ルロールの「幸福はどこにある 精神科医へクトールの旅」というれっきとした原作があるようです。
ストーリーは、恋人と何不自由なく暮らす精神科医が、毎日患者と接するうちに、本当の幸せとは何かが分からなくなってしまい、「幸せ探し」のため世界中を旅することになる・・・・というお話。
英国製の良質なヒューマン・ドラマ。
まあ、恋人にしてみれば大変身勝手で迷惑な話なのですが、ちゃんと待ってるところがスゴい。
でも、主人公の恋人役のロザムンド・パイクは「ゴーン・ガール」のイメージが強すぎて、
実はこの恋人ヤバいのではないかと、最後まで安心できませんでした(^_^;)
ステラン・スカルスガルド、ジャン・レノ、クリストファー・プラマーといったベテランがしっかり脇を固めます。
それにしても、サイモン・ベックが出る作品にはハズレがないなあ。
音楽は、ダン・マンガンとジェシー・ジュボ。
ダン・マンガンというと、カナダのインディ系シンガーソングライターということぐらいしか分かりませんが、
この起用は正解だったと思います。
どういう経緯でこの作品を手掛けることになったのか分かりませんが、ボソボソと歌うインディなスタイルが妙に心地よい人です。
元々シンガーなので、歌モノも自分で手掛け、スコアも書く、演奏もする、という仕事ぶりです。
世界を旅する主人公のバックでフォーキーなスコアが流れる様子は、とても気持ち良い。
オケを使った楽曲もあり、全体的にアコースティックでハートフルなスコアです。
若干ヒーリング系の風合いもあるので、曲によってはリラクゼーションにもいいかも知れません（ほんとかよ）。
スコアの他に、劇中で流れたと思しき（記憶が曖昧ですみません(^_^;)）アフロ・ポップなども入っています。
どうも最近は、アクションやＳＦよりもドラマ系のサントラにいいものが多いような気がしてます。
なお、僕はディスク（Varese盤）でサントラを持っているのですが、盤面がどうもＣＤ－Ｒクサい。
元々はダウンロードオンリーなのかなあ。
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