LA CHIESA
監督:ミケーレ・ソアヴィ
音楽:キース・エマーソン、サイモン・ボスウェル、ゴブリン、フィリップ・グラス、ファビオ・ピニャテッリ
出演:トマス・アラナ、バーバラ・クピスティ、フェオドール・シャリアピン・Jr、ヒュー・クァーシー、アントネッラ・ヴィターレ、ジョヴァンニ・ロンバルド・ラディス、アーシア・アルジェント、ジョン・リチャードソン
1989年 イタリア映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・
前2作とは直接のつながりは無いのに、勝手に日本で「デモンズ」という邦題が付けられたちょっと迷惑な3作目。
中身は、ミケーレ・ソアヴィ監督によるイタリア製ゴシックホラーという趣きでした。
ホラーとしては、そこそこ健闘している作品なのですが、「デモンズ」というタイトルが付けられているばかりに、
デモンズたちが大挙押し寄せるアクション・ホラーを期待して観て、ガッカリした人はたくさんおられると思います。ストーリーは、中世の時代に悪魔崇拝の疑いを掛けられ虐殺された人々が埋められた土地を舞台に、そこに建てられた教会で、現世において悪魔の封印が解かれてしまい、悪魔が復活する・・・・というお話。
人間の二面性をとらえた正統派ゴシックホラーなのですが、如何せん脚本が行き当たりばったりなので、
ぶつ切りのエピソードの繰り返しで意味不明なところがあります。
とはいえ、そのストレンジな違和感が逆に観る者の恐怖を煽っているともいえます。
お話自体が中々前へ進んでいきませんが、じわじわと怖くなっていくタイプのホラーとして気長にお楽しみください。音楽は、なんと複数のアーティストが担当していて、キース・エマーソン、サイモン・ボスウェル、ゴブリン、フィリップ・グラス、ファビオ・ピニャテッリ・・・マカロニ・ホラーの大御所が名前を連ねます。
キース・エマーソンによるメイン・タイトル曲は、導入に重厚なパイプオルガンサウンドを持ってきた貫録の1曲。
途中から打ち込みのリズムが入ってきますが、こちらは時代を感じさせるリズムアレンジで今聴くとちょっとキツい。でも、エマーソンだから許しちゃう。
途中のオルガン・ソロも素晴らしい。サントラは、数種類発売されていますが、収録曲数の多い2001年の伊Cinevox盤には、エマーソンの曲は全6曲収録されています。
エマーソンのトラックといい勝負をしているのが、ファビオ・ピニャテッリが頑張っているゴブリン名義のトラック。こちらも伊Cinevox盤では全6曲収録されています。
その他、フィリップ・グラスの曲もありますが、聴けばすぐ分かります。ミニマルで同じリフが延々と繰り返されるので・・・・(^_^;)
エマーソンのトラックのみを聴きたいという人は、Keith Emerson At The Movies(3枚組)がオススメ。
・・・と、ここまでが過去記事。
現在では、Keith Emerson At The Moviesのダウンロード版が発売されています。
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