TERMINATOR: GENISYS
監督:アラン・テイラー
音楽:ローン・バルフェ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・クラーク、エミリア・クラーク、ジェイ・コートニー、イ・ビョンホン、J・K・シモンズ、マット・スミス、ダイオ・オケニイ
コートニー・B・ヴァンス
2015年 アメリカ映画

「ターミネーター」シリーズの新作。
なんと、「1」と「2」をミックスしてもう一回作り直したような感じの作品。
ただ、オリジナルとは時間軸が違うらしく、いろんなところでオリジナルの設定と違っています。
T-1000役でイ・ビョンホンが出てきますが、さっさと出番が終わっちゃうので一安心。
(これじゃ「2」と変わんないじゃないかと思って一瞬焦ったもんね。)
今回は、このT-1000を凌ぐT-3000という最強の敵が出てくるのでご安心を。
でもこのT-3000、むしろ禁じ手ではないかと心配になるくらい突飛な発想です(笑)
ストーリーは、ジョン・コナーをリーダーとする抵抗軍がスカイネットとの戦いに勝利を収めようとしていた矢先、
スカイネットは最後の手段として、ジョン・コナーの母親を抹殺しジョン・コナーの存在自体を消し去るため
過去の世界にターミネーターを送り込みます。
これを追って抵抗軍のカイル・リースがタイム・トラベルしますが、
降り立った先はカイルが話に聞いていた過去とは別のものになっていた・・・・というお話。
タイムパラドックスとか難しいことはすべて無視しちゃってる感じの作品で、
そのあたりは面白ければいいじゃないか、という製作側の開き直りが感じられてむしろ清々しい。
冒頭30分くらいは「なんだこれ、リメイクじゃないか」と思ってしまうかもしれませんが、
我慢して観ていると、だんだん違うお話になっていきます。
監督は、「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のアラン・テイラー。




音楽は、ローン・バルフェ。
「ロンドン・ヒート」のスコアが結構お気に入りだったので、かなり期待しておりました。
ハンス・ジマーが音楽総監督として一枚噛んでいます。
有名なブラッド・フィーデルによるテーマは劇伴の所々で生かされており、
シリーズのスコアとして、違和感はありません。
エンド・タイトルでは、あのテーマがフルで流れます。
オリジナルに比較的忠実に演奏されており、リズム面では目立ったアレンジはされていません。
もちろん高揚感ある「泣き」のメロディを持った新しいモチーフもあって、なかなかいい感じ。
ただ、「トランスフォーマー」に激似なジャジャジャジャ・スコアがあったのはちょっと残念。
とはいえ、この部分も「燃える」スコアであることには変わりなく、
全編を通して聴きごたえのあるスコアに仕上がっています。
アクション・シーンは、リズム主体でグイグイ押すタイプのいかにも今風なスコアが流れますが、
このリズム・パターンも結構好み。
しかし・・・エンド・タイトルの後半で流れる、当たり障りのない(失礼)ポップスはなんなんでしょう。
と思ったら、ジェーン・チャンという中国人女性シンガーの歌だそうです。
なるほど・・・・中国市場狙いか。
サントラには入っていないようです。


ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村


Terminator Genisys - Music From the Motion Picture/Lorne Balfe

¥2,666
Amazon.co.jp

ターミネーター:新起動/ジェニシス ブルーレイ+DVDセット(2枚組) [Blu-ray]/アーノルド・シュワルツェネッガー,エミリア・クラーク,ジェイソン・クラーク

¥5,076
Amazon.co.jp

ターミネーター:新起動/ジェニシス 3D&2Dブルーレイセット(2枚組) [Blu-ray]/アーノルド・シュワルツェネッガー,エミリア・クラーク,ジェイソン・クラーク

¥6,156
Amazon.co.jp