今夜はイレギュラーですが、平日更新です。
新年2本目の紹介なのに、またまた変な映画です。



Kochadaiiyaan
監督:スーンダルヤー・ラジニカーント
音楽:A.R.ラフマーン
出演:ラジニカーント、ディーピカー・パードゥコーン、ナーサル、ジャッキー・シュロフ
2014年 インド映画



インド映画の「ロード・オブ・ザ・リング」との呼び声高い「Baahubali:The Beginning」のサントラかと思って大いなる勘違いで買っちゃった1枚。
「ムトウ 踊るマハラジャ」のラジニカーント主演(といってよいのか)の歴史ファンタジー。
ストーリーは、古代南インドを舞台に、戦士である父を王に殺された男が、
敵国に逃れ戦士として成長し、王に復讐するために凱旋する・・・みたいなお話。
このプロットだけみると、ドラマチックな史劇ものと思われるかもしれませんが、そうはいきません。
この映画、実は実写ものではないのです。
モーション・キャプチャーで役者の動きを記録して、あとでCGで再現するという手法で撮られた作品です。
でも、アニメーションのクオリティが低くて、「ベオウルフ」あたりを想像すると大いに裏切られること間違いなしです。
なんか、プレステのゲームでも観ているような感覚になるシロモノです。
背景などもかなりチープで、トレイラーなどを観ると「アバター」などが引き合いに出されていますが、
遠く及びません。
各キャラクターのぎこちない動きにも苦笑い。
ヒロイン役のディーピカー・パードゥコーンという女性は、インド映画界ではかなり有名な女優さんのようです。でも、CGになってるので、素顔はどんな感じなのか今一つ分からない。



こんな映画ですが、音楽はA.R.ラフマーン。
中途半端なCG映画にインド映画音楽界屈指のコンポーザーが音楽を担当しています。
カスなイタリア映画でいうところのエンニオ・モリコーネという感じでしょうか。
インド映画なので、サントラにはスコアという概念がありません(笑)
全部歌モノです。
でも、一応すべて本作のためにA.R.ラフマーンが書き下ろしたものと思われるので許してあげましょう。
主題歌は、歴史ものだけあって、壮大なスケールで始まります。
このテーマ曲、悪くはありません。
さすが、A.R.ラフマーン。
これだけ派手だったら、歌がなくても曲として成立すると思うけどなあ。
でも、インド映画だから歌が無いことには始まらないのでしょう。
ただ、いつも思うのですが、インド映画のサントラって曲数が少ない。
9曲しか入っていません。
これだったら、劇伴も入れてもっとボリューム持たせればいいのにと思うのですが、
インドでは歌が無い曲はあまり喜ばれないのかも知れません。
ちなみに、歴史ものなので、この人が得意なボコーダー系のコンピューター・ボーカルは出てきません。
しかし、この映画も歌が入ると本編そっちのけでみんなで踊って歌うんだろうか。
・・・・おっと、1曲だけインストがあったぞ。
珍しや。演奏は・・・London Session Orchestra? なんだか怪しいなあ。



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