THE SIGNAL
監督:ウィリアム・ユーバンク
音楽:ニマ・ファクララ
出演:ブレントン・スウェイツ、オリヴィア・クック、ボー・ナップ、リン・シェイ、ロバート・ロングストリート、ローレンス・フィッシュバーン
2014年 アメリカ映画


「地球、最後の男」という、インディーなSFを撮ったウィリアム・ユーバンクという人の監督第2作目。
今回も低予算なSFで、不条理な展開とラストの種明かしに、「え~!?何これ?」と思うか「ん~、なるほど!?」とニヤニヤするか、どっちかでしょう。
(大抵の人は、「なんじゃ、こりゃ」と思われると思いますが・・・・、僕はこの手の作品、許せる範囲。)
ストーリーは、男女3人の大学生がネット上でハッカーの挑発を受け、その発信源を求めてネバダ州に向かいますが、そこで不思議な現象に遭い意識を失います。
気が付くと彼らは、政府が管理する隔離施設に厳重に隔離されていた。
一体彼らの身に何が起こったのか・・・・・というお話。
わりとスタイリッシュで凝った映像にしてあって、低予算ながら頑張ってる感じがします。
この映画、知らない若手の役者が多い中、ローレンス・フィッシュバーンの圧倒的存在感で持っているような作品です。
このおっさん、劇中では大してしゃべらないのですが、黙っててもキャラが濃すぎる。
真っ白な防護服着て、ヘルメットの窓から顔だけ見える姿も強烈。
本編のストーリーを忘れても、このおっさんの顔だけはずっと記憶に残ることでしょう。



音楽は、ニマ・ファクララという人。
全然知らない人なのですが、イラン出身の人だそうです。
不可思議な本編に合わせるように、独特の浮遊感のあるスコアを提供しています。
一言でいうと、イーノほどモワ~ンとしてないけど、限りなくアンビエントな音楽。
シンセがメインですが、生楽器も含まれているような印象。
でも、なんだろう、聴いたことのない感じの音も含まれていて、
「ブラインドネス」のスコアを担当したUaktiを思わせます。
もしかして楽器じゃないものも使ってるかも。
雰囲気的には、クリフ・マルティネスの「ソラリス」や、クリント・マンセルの「月に囚われた男」を
もっと無機質にしたような感じの音です。
アンビエント調が中心ですが、たまにパルス系のアクション・スコアも入っているので退屈はしません。
このように全体的に浮遊感溢れるシンセスコアなのですが、エンド・クレジットで突如としてエッジの効いたエレクトロニカが流れます。
この曲はサントラにも入っていて、どうやら"Free The Robots"というアーティストとこの人の合作ということです。
アンビエント系のサントラが好きな方にはオススメの1枚。


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