THE NEXT MAN
監督:リチャード・C・サラフィアン
音楽:マイケル・ケイメン
出演:ショーン・コネリー、コーネリア・シャープ、アルバート・ポールセン、アドルフォ・チェリ、チャールズ・シオッフィ
1976年 アメリカ映画

日本では試写会まで行われたにも関わらず、結局劇場未公開に終わった不遇なラヴ・サスペンス。
もともと「テンプテーション」という邦題だったのですが、未公開に終わったので、
後にミミ・ビデオからビデオ発売された時のタイトルが一般的には知られることとなりました(知られてないか。)
主演はショーン・コネリーとなっていますが、実際は女暗殺者を演じたコーネリア・シャープの方が主役。
ストーリーは、詳しいことは忘れてしまいましたが、中東のある国の大使が、訪米先で女スパイに誘惑されて最後には暗殺されるまでを描いています。
かつては007を演じたショーン・コネリーが、女スパイに暗殺されちゃうという展開に不思議な感覚を覚えます。
ラヴ・サスペンスなのですが、政治も背景に絡んでいるので、ポリティカル・サスペンスの色彩もあります。
その辺の中途半端加減が劇場未公開に終わった理由なのでしょうか。
でも試写会は開かれたらしいので、それ以外の理由があったとか・・・。
そのあたりは謎です。



音楽は、マイケル・ケイメン。
オープニングは、フルオケの70年代風サスペンスフルスコアを聴くことができます。
このモチーフは、劇中のサンバなどのソースミュージックにも応用されていますが、
全体的にメロ・ドラマ調のリリカルなドラマスコアが中心です。
コーネリア・シャープのテーマともいうべきスコアは、アコギをフィーチャーした大人のギター・チューン。
しっかりしたメロディ・ラインがあります。
この曲をバックにデブッたおっさんを睡眠薬入りシャンパンとビニール袋でクールに暗殺するシーンが印象的。
これが全体のモチーフの中心となっています。
この曲には、Robert Fitoussiという男性が歌うボーカル・バージョンもあります。
その昔、本作のサントラがNHK-FM「夜のスクリーン・ミュージック」で流れたことがあるのですが、
子供の頃だったのでこの曲の良さは分からなかったなあ。
確か、ビリー・ゴールデンバーグの「ドミノ・ターゲット」と続けて流れて、
両方ともエアチェックしなかったなあ(^_^;)。
この時は、関光男さんは「テンプテーション」と紹介してました。
サントラは、LPが発売されたのみ。CD化はされていません。
アルバム中3曲が歌モノで、そのうち1曲はマイケル・ケイメン自身が歌っているという貴重盤。
CD化されないかなあ。



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