あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
さて、本年1本目は 干支にちなんだ作品にしようかとも思いましたが、
急きょ変更にして、過去記事再アップです。
しかもパチモンf^_^;)




NIGHTMARE BEACH
監督:ウンベルト・レンツィ 
音楽:クラウディオ・シモネッティ
出演:ニコラス・デ・トス、マイケル・パークス、ジョン・サクソン、サラ・バクストン、ポール・グリー

ソン、ランス・ルゴール、ローリー・ヴァルヴェルデ
1988年 イタリア映画




ゾンビなんか全然出て来ないのに「ゾンビ・ライダー」という、いい加減な邦題が付けられたマカロニ・ホラー。
なんとこの映画、クレジットでは監督はハリー・カークパトリックとなっていますが、
みなさん騙されてはいけません。
これはウンベルト・レンツィ先生の偽名です。
映画をイタリア/アメリカ合作として売り出すための、レンツィ先生の姑息な手口なのです。
ストーリーは、濡れ衣を着せられ、電気椅子で処刑された暴走族のリーダーの死体が墓場から忽然と消えてしまいます。
時を同じくして、マイアミ・ビーチでは黒ずくめのライダーによる殺人事件が連続発生、
果たして犯人は墓場から蘇った暴走族なのか・・・・というたわいもないお話。
火炎放射器や電気を使った殺人シーンはそれなりにグロいです。
マカロニ・ホラーの常連、ジョン・サクソンおじさんも出ています。
ダルダルで展開するストーリーなので、観ていて正直退屈で仕方ない。
前半にむやみにサービス・ショットを入れて客に媚を売るという、これまた姑息なことをしています。
上映時間は86分と短いですが、これでも長いくらいです。 



音楽は、元ゴブリンのクラウディオ・シモネッティ。
主題歌は、”Don't Take Me Heart”という曲。
なんと、インチキなことに作曲はシモネッティではなく、Greg Bonhamと記載。
歌っているのはKirstenという女性?、バンド? よく分かりません。
当時のデジタルシンセのベンベンの音がこの上なくダサくて、今聴くと大変イタい。
ほんと、この頃のシンセの音ってなんでこうカスいのでしょうか。
アナログシンセの音が今聴いても違和感ないのに、この頃のデジタルシンセの音って
なんでこうダサいのでしょう。
西海岸を背景にした主題歌なので、変にアメリカナイズされててキモい。
ギターとサックスのソロが入ってますが、イモっぽい。
劇伴も、プログレ色はほとんどなく、ライトなロック調。
シモネッティもやっつけ仕事で担当したのが、バレバレです。
この人、安い仕事はほんとそれなりにしかやらないようです。
カスにも素晴らしいスコアを書くモリコーネ先生を見習って欲しいものです。
サントラは、Evil Tracksというシモネッティ作品集的なコンピレーションアルバムに5曲が収録されています。
また、挿入曲としてなぜかラフカットや、ロンディネリ(レインボーにいたドラマー、ボビー・ロンディネリのバンド)の曲が収録されています。





・・・・とここまでが過去記事。
なんと、イタリアのBEATレーベルから本作のサントラが出てしまいました。
これまでシモネッティのコンピレーション盤に5曲が収録されていましたが、
フルスコアは初めて。
20曲以上入って44分収録です。
上の記事では散々なことを書いていますが、サントラ出たなら、買っちゃおうかな。
カスだと分かっていて、あえて買う、この勇気ある行動に自画自賛(^ ^)
今年も更新少ないクセにパチモンのウェイトが多いという
「パチモンサントラ裏街道」的な感じになりそうです。






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