・・・・・今夜は過去記事の再アップです。

FUOCO INCROCIATO
監督: アル・ブラッドレイ
音楽: ステルヴィオ・チプリアーニ
出演: リチャード・ランドール、ブリジッテ・ポルシュ、ピーター・ハインツ、モーリス・ポリ、アナ・シルヴィア・グルロン
1987年 イタリア映画

80年代に量産(パチモンではよくあること)されたかどうかは定かではない、
仮想国を舞台に繰り広げられる独裁者と抵抗勢力の戦いを描いた作品。
ま、スター・ウォーズの地球版みたいなもんです。
でも、なんか例えがおかしいぞと思われるかも知れませんが、それでいいのです。
なんと、この作品、独裁者は超能力を持っていて(ちょ、超能力・・・)
手からビームが出るのです。
ビーム・・・・・、あり得んでしょ。
まあ、ひどい作品です。
一応、火薬は結構使っているようで、あちこちで爆発はしますが、
そんな荒唐無稽な設定のため、本気で観れません。
ストーリーは、南米のエスパー独裁者が国策で麻薬を作らせているという疑惑が持ち上がり、元軍人の主人公がお姉さんと一緒に独裁者の謎に迫る・・・・みたいなお話。
大したヒネリもなんもないストーリーですが、目新しいものといえば「ビーム」でしょうか。
「ビーム」・・・・(-_-;)。
独裁者の手下に小さい召使がいるのですが、こいつに至っては「ビーム」どころか、瞬間移動します。宇宙人か、お前は。
監督は、「戦場のアウトロー/ロンメルを殺れ!」のアル・ブラッドレイことアルフォンソ・ブレシア。
マカロニ・アクションにしては、結構爆発シーンがあってパチモンにしては豪華に見えますが、騙されてはいけません。


音楽は、ステルヴィオ・チプリアーニ。
オープニング・トラックはシンセのみで構成されたチプリアーニにしては残念な出来栄え。
待てよ、これほんとにチプリアーニか?
シーケンスパターンは、「ブレードランナー」そのまんま。
・・・とおもってたら、違うじゃん。
音楽担当は、チャールズ・スコットことカルロ・マリア・コルディオって書いてあるぞ。
もしかして、これはテーマだけチプリアーニが担当して、劇伴は知名度の低い新人が作ったというパターンか。
それとも、イタリア本国版とインターナショナル版で作曲家が違うとか。
はたまた、カルロ・マリア・コルディが書いてるのに、
サントラ売るためにチプリアーニの名前を勝手に使ったか。
いくらパチモン王国でも、そこまでワルではないか(笑)。
まあ、劇伴もシンセで作った安い仕上がりのどう聴いてもお金かかってなさそうな
トラックが並びます。
特筆すべきものは何もありませんが、その証拠にイタリアでも未だにCDにもなっていません。
じゃあ、なんで久々の更新なのに、わざわざそんなもん紹介すんだってことになりますが、
この手の作品の方が筆が進むのです。




・・・と、ここまでが過去記事。
なんと、こんな作品もついに本国イタリアでCDになりました。
その存在は気づいていたのですが、なかなか紹介できずに今日に至りました。
なんと、Amazonでも買えるのです。
(でも買う人っているのかな。あ、わしか。)


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