THE DRIVER
監督: ウォルター・ヒル
音楽: マイケル・スモール
出演: ライアン・オニール、イザベル・アジャーニ、ブルース・ダーン、ロニー・ブレイクリー、マット・クラーク、フェリス・オーランディ、ジョセフ・ウォルシュ
1978年 アメリカ映画



今夜も過去記事を修正してアップします・・・





おっさんが初期ウォルター・ヒル監督の傑作の一つと信じて疑わない1本。
主演のライアン・オニールとイザベル・アジャーニが2人とも寡黙で笑わない。
シンプルかつクールな内容も素晴らしい。
ストーリーは、銀行強盗などの犯罪者の逃走を手助けするドライバーと、彼を逮捕するため執拗に追う刑事、そこへミステリアスな女性が絡んでくる、というそれだけのお話。
これに美しい夜景と激しいカーチェイスを織り込んで描いた作品です。
というよりも車の方が主役? 笑・・・
「トランスポーター」あたりに通じるものがありますが、本作品ではカークラッシュのシーンが少ないのも特徴の一つ。
HDリマスターのブルーレイが出てるようなので、是非観てみたいなあ。



音楽は、マイケル・スモール。
この人が担当するスコアはB級サスペンスが多く、
メジャーな作品を手掛けることが少ないので、
常に地味な印象があるのですが、手堅い仕事には職人気質を感じてしまいます。
スコアの方も、本編同様、無口で無骨です。
オープニングも不協和音を多用した現代音楽のような曲。
でも、映像にはすごくマッチしてる。
劇伴もジャズのテイストと現代音楽が合体したような作風で、メロらしいものはほとんどありません。
エンド・クレジットでようやくメロのある曲がでてくるみたいな感じです。
サントラは公開時は発売されず、2006年に米Intradaからピーター・ハイアムズ監督の「密殺集団」とのカップリングで限定発売(1200枚)されました。
その後、2013年に米Kritzerlandレーベルから、この2作品に「ブラック・ウィドー」を加えた2枚組が1000枚限定で発売されました。
内容的には3作品とも追加収録はないようですが、リマスタリングされているようです。