INFERNO IN DIRETTA

監督:ルッジェロ・デオダート
音楽:クラウディオ・シモネッティ
出演:リサ・ブロント、レオナード・マン、ウィリー・エイムス、カレン・ブラック、マイケル・ベリーマン、リチャード・ブライト、リチャード・リンチ、ジョン・スタイナー
1985年 イタリア映画




平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・





久々にパチモンをご紹介。

食人映画の雄(笑)ルッジェロ・デオダート監督が手がけたパチモン・マカロニ・アクション。

ストーリーは、マイアミと南米を結ぶ麻薬ルートを追う女性レポーターが、麻薬取引の現場を取材するために駆けつけますが、そこには麻薬組織メンバーの死体の山があり、

その傍らにはかつて大事件を起こしたカルト教団の教祖とその一味の元グリーンベレーの大佐、

そしてテレビ局重役の息子などが写った写真などが残されていたことから、女性レポーターは麻薬組織と接触を図るため南米に飛びますが・・・・というお話。

麻薬取引を追う女性レポーターが主人公になってはいますが、
全体のネタは「地獄の黙示録」から取ってきていると思われます。
しかし、良く言えば奇想天外、悪く言えば思いつきの脚本のせいで、
良くも悪くも先が読めない展開となっています。
しかし、例の人民寺院の集団自決事件から何年も経っていないのに、
人民寺院の名前を実名のまま使っちゃったり、
何でもありの世界です。
さらに、さすが「食人族」のルウジェロ・デオダート監督。
アクション映画であってもゴアシーンは抜かりが無く、
しっかり「股裂き」やら串刺しレイプやらえげつないシーンを何気に挿入しています。
でも、このシーン、日本版ビデオではほとんどカットされていたような気がします。








音楽は、ゴブリンのクラウディオ・シモネッティ。
テーマ曲は、今聴くとかなりキツい音をしていますが、当時としてはそこそこカッコいいスコア。
お約束のチープなリンドラムをバックにどこかで聴いたようなシンセメロが登場。
よく聴くと、「ビバリーヒルズ・コップ」の「アクセルF」になんとなく似てる。
曲の展開の中で、いつもの定番バロック調フレーズも出てきます。
まあ、この辺はご愛嬌というところですが、困るのは、随所で入るオケヒット。

これはいただけないなあ。

古さを感じさせる致命的な部分がこれ。
「ジョン!」「ジョン!」と何度も入れられると、段々気分が沈んじゃう。

そんなに悪くない曲なので、オケヒットを抜いたやつを聴いてみたい気がします。

スコアは、打ち込みにシンセにエレキギターがかぶさる内容で、

全体的な印象はテーマ曲だけが突出している印象を受けます。
サントラは、テーマ曲のみ4曲入りのミニLPに収録されたことがありますが、
それ以外は見かけたことがありません。
古くさいとか散々腐しておいてなんですが、一応僕も彼のファンなので、
是非CD化してほしい作品ではあります。





・・・と、ここまでが過去記事。

現在、クラウディオ・シモネッティのダウロードEP"Skywaker"にテーマ曲が収録されています。





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