TERMS OF ENDEARMENT
監督: ジェームズ・L・ブルックス
音楽: マイケル・ゴア
出演: デブラ・ウィンガー、シャーリー・マクレーン、ジャック・ニコルソン、ジョン・リスゴー、ジェフ・ダニエルズ、ダニー・デヴィート
1983年 アメリカ映画



この年のアカデミー作品賞、主演女優賞、助演男優賞、監督賞、脚色賞を受賞したドラマ。
母親と娘の絆を描いた作品で、B級アクション「命」のおっさんにとっては、家族の「絆」とか「自立」とか正直この手のテーマの映画は苦手なのですが、スコアが好きなのでご紹介します。
確か、監督のジェームズ・L・ブルックスはこれが監督デビュー作だったように思います。
この作品を初めて観たのが、まだ学生の頃だったので、あんまりどころかほとんどピンと来なかったのを覚えています。
おっさんになった今また観ると印象変わるのかなあ。
劇中、年月の切り替わりが早いという印象があって、2時間以上あるドラマなのにどんどんお話が進んで行ったように記憶しています。
シャーリー・マクレーンとデブラ・ウィンガーが母娘役で、そこへジャック・ニコルソンたちがからむという感じで、ヨレヨレの宇宙飛行士役のジャック・ニコルソンがわりといい味を出していたような・・・う~ん、うる覚えだなあ。



音楽は、マイケル・ゴア。
「フェーム」の音楽監督で知られる人です。
テーマは、ピアノがリードを取る軽快なメロディが魅力的な曲です。
後半にストリングスが入ってくるあたりは、デヴィッド・フォスターの「セント・エルモス・ファイアー」によく似ています。
(作られたのは「セント・エルモス・ファイヤー」の方が後ですが・・・
てことはデヴィッド・フォスター先生、やっちゃったかな?)
このテーマはかなりキャッチーなので、TVでもたまにBGMに使われてました。
そういえば その昔、グリコのアーモンドピークチョコのCM(宮沢りえ 大塚寧々 木村多江が出るやつ)でも使われてたような・・・。
劇伴奏もこのテーマのバリエーションを中心に構成されていて、
80年代ポップスの流れを組む良質なサウンドトラックという感じです。
デブラ・ウィンガーが歌う「エニシング・ゴーズ」や規制曲の歌モノを織り交ぜたスコア盤になっていて、当時流行った歌モノばっかりの企画盤にならなくて正解だったと思います。
当時のサントラらしく、劇中のダイアローグがあちこちに挿入されています。
これって、あの頃ならではの編集なんだろうなあと思います。
今はDVDやブルーレイがあるから、ダイアローグなんかサントラに入れなくてもいいもんね。
サントラCDは、一応出るには出たのですが、そのうち廃盤になってしまいました。
このテーマ曲、結構好きだったので、CD再発しないかなあと思っていたところ、2014年にQuartetレーベルから1500枚限定で2枚組の長尺盤が発売されました。1枚目がフィルム音源とボーナストラック、2枚目が従来盤という仕様になっていました。これも今では廃盤なのが残念です。


これがquartet盤









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