・・・・・今夜はまたまたイタリア映画ですが、過去記事に追加しています。


POLIZOTTO SPRINT
監督: ステルヴィオ・マッシ
音楽: ステルヴィオ・チプリアーニ
出演: マウリツィオ・メルリ、オラツィオ・オルランド、ジャンカルロ・スブラジア、リリー・カラーチ、アンジェロ・インファンティ
1976年 イタリア映画


パチモン王国、イタリアが70年代に量産したカー・アクションものの1本。
「フレンチ・コネクション」のカー・チェイスシーンが評判になったもんだから、
ここぞとばかりイタリアで量産したポリス・カーチェイスものの1つ。
さすが「ダーティ・チェイサー/凶悪犯死の大逃走500キロ」のステルヴィオ・マッシ監督作品だけあって、一応ストーリー的にはちょっぴりヒネリが利かせてあるようで、
ローマ市警の警官が強盗団とカーチェイスの末、同僚を死なせてしまいます。
自暴自棄になりかけ警官に、昔はレーサーだったという上司(すごい強引な展開だ)が怒濤のドライビングテクニックを教えて
強盗団にリベンジを図る・・・というお話。
主演は、「ハチェット無頼」の熊男、マウリッツィオ・メルリ。
都合良く展開する演出も何のその、
日本公開にあたっては、ハリウッド映画っぽいチラシが製作され、
カッコいいカーアクション映画に早変わり 笑。
なんたって邦題が「フェラーリの鷹」。
当時はそろそろスーパーカー・ブームが到来する頃だったような記憶が・・・。
その時期にこのタイトルは、話題にならない方がおかしい。
でも、当時のいわゆるスーパーカーは出てこなかったような記憶が・・・・。
フェラーリはフェラーリなんだけど、なんだか渋めのボディで精彩を欠きます。
車のことあんまり詳しくないのでよく分かりませんが、
クラシック・カーみたいに見えてしまいます。
でも、今見ると案外評判になったりして。



音楽はステルヴィオ・チプリアーニ。
公開当時、サントラはシングル盤しか発売されませんでした。
イタリアで出たシングル盤には「Speed Machine」と「Crazy Town」という曲が収録されています。
テーマ曲は、「プ~ニュ~♪」っていうどこまでもアナログなシンセの音が微笑ましい。
シャッフルのビートが心地よい明るいフュージョン系サウンドに仕上がっています。
ブラスの使い方もなかなかいい感じ。
他の劇伴もレアグルーヴな雰囲気のカッコいいスコアが入ってたような、なんとなくそんな覚えがあります。
この映画、フルアルバムでは未だにサントラが発売されていません。
現在入手可能なのは、「ATTORI A MANO ARMATA 」というタイトルのCDと64ページに及ぶブックレットが合体したコンピレーション盤。
この中に「Speed Machine」が収録されています。
これもフルスコアでCDになれば是非欲しいのですが、
イタリアのGDMとかシングル盤の発売元CAMとか頑張って出してくれないかなあ。




・・・・・と、ここまでが過去記事。
遂に、サントラCDが発売されてしまいました。
伊Digitmoviesレーベルからの発売で、既発売の楽曲は当時のシングル曲など5曲のみと思われます。
残りの15曲は蔵出し音源の体裁をしています。
全部ステレオ収録というのはとてもうれしい。
ただ、劇伴の一部は保存状態が良くなかったのか、所々でテープがよれてるのが分かります 笑。
それでもチプリアーニ先生のジャズファンクが爆発するご機嫌なアルバムなので許します。







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