CALIGULA
監督: ティント・ブラス、ジャンカルロ・ルイ
音楽:ポール・クレメント(ブルーノ・ニコライ)
出演: マルコム・マクダウェル、ピーター・オトゥール、ジョン・ギールグッド、ヘレン・ミレン、テレサ・アン・サヴォイ、グイード・マンナリ、ジャンカルロ・バデッシ、アドリアーナ・アスティ
1980年  アメリカ/イタリア映画


「ペントハウス」誌のボブ・グッチョーネが製作総指揮を務めたエログロ歴史絵巻。
豪華絢爛なセット(但し時代考証は疑問)に豪華なキャスト。
特にカリギュラを演じたマルコム・マクダウェルの怪演が強烈です。
ポ○ノ映画なのにピーター・オトゥールやサー・ジョン・ギールグッドなんか出てるし・・・・。
とんでもない映画です。
日本公開時は画面全体にボカシが入るシーンがいくつもあり、訳が分からんかったようです。
ストーリーは、歴代ローマ皇帝の中でも暴君として名高いカリギュラを主人公として、
デタラメの限りを尽くしたカリギュラの悪政と退廃的なローマ帝国の日常、そしてカリギュラ暗殺までを描いています。
この映画のハイライトは、やはりローマ競技場での巨大首刈り機による公開首チョンパと
画面狭しと展開する大乱交シーンでしょう。
なんか見てはいけないものを見せられたような後味の悪さが満点です。
この映画はティント・ブラス監督が撮り終えた作品に、
ボブ・グッチョーネが勝手に追加撮影して後付けしたらしい。
しかし、ボブ・グッチョーネってひでえことするなあ。
そのため、ティント・ブラス監督は今ではこの映画を撮ってしまったことを認めたくないそうです。
ティント・ブラス版の「カリギュラ」も観てみたいなあ。



音楽は、ポール・クレメントなんていう変名使ってますが、実はブルーノ・ニコライ
映画公開時は、ポ○ノ映画なのにサントラLPが発売されています。
(もちろん日本では未発売ですよ。)
レーベルは、ペントハウスになってました。
2枚組仕様でしたが、1枚目は12インチシングル、2枚目がスコア盤になってました。
12インチシングルには、Lydiaという女性シンガーの歌う「Love Theme」と、なんとそのディスコ・バージョンが収録されてました。
なんか、70年代007の主題歌を100倍安っぽくしたような曲です。
なんか映画のイメージに全く合ってないなあ。
スコアの演奏は、ロイヤル・イタリアン・シンフォニア。
ブルーノ・ニコライが自分で指揮してます。
ほとんどクラシックのようなスコアです。
(実際、クラシックも使われてました)
サントラはいまだにCD化されていません。
数年前、「カリギュラ インペリアルBOX4枚組」(アメリカ版は3枚組)が発売された際に、
サントラCDもくっつける話があったようですが、どうも途中で立ち消えになったようです。



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