・・・今夜は過去記事です、

 

Quella Carogna Dell'Ispettore Sterling
監督: ハル・ブラディ
音楽: ロビー・ポイトヴァン
出演: ヘンリー・シルヴァ、イヴリン・スチュワート、フレッド・ベア、ピーター・デイン、カール・メンジンガー、ボブ・モルデン、ビル・ヴァンダース、アルフレッド・ヴァレリ
1967年 イタリア映画

 

 

 

 

マカロニ・ウェスタン「二匹の流れ星」のミーノ・ロイが手がけた脚本を、

新進気鋭のハル・ブラディことエミリオ・ミラグリアが監督したパチモン・スパイ・アクション。
スパイが主人公のパチモンなんですが、意外とこの手の映画の中では傑作の誉れ高いという噂もあります。
パチモンの中で傑作と言われてもねえ・・・・(^^;)
「続」とついていますが、ロバート・ウェッバーが主演した「殺しのテクニック」とは全然関係ないお話です。
スタッフの一部(撮影、音楽等)が同じだったから、日本で勝手に「続」と付けたのでしょう。
ストーリーは、無実の罪で死刑宣告を受けた秘密諜報員が、表向きは死刑執行されたと見せかけて、
自らの弟として極右組織に潜入しますが、死刑執行を知った元の奥さんは既に別の男と結婚していました。
しかし、この再婚相手の男も実はスパイか犯罪組織の一員のようなニオイがします。
そうする中で、情報部からある上院議員の殺害を命じられますが、再婚相手もこの上院議員をマークしていて・・・・・というようなお話のようです。(実は観たことが無い(^^;))
なんだか陰謀渦巻くサスペンス・アクションのような体裁の作品のようです。
この映画、前作と一緒に日本でDVDボックスが発売されているようなので、是非一度観てみたいと思ってます。
でもなあ、主演がどうみても悪人顔のヘンリー・シルヴァだもんなあ。
宣伝文句は、「スタイリッシュ・ノワールの原点にして最高傑作!!」だって。ほんとかよ。

 

 

 

 

音楽は、「殺しのテクニック」で素晴らしいスコアを提供したロビー・ポイトヴァン。
本作にも60年代モンド風アレンジの妙というか、いいとこ取りのスコアを書き上げています。
ソフト・ロックとジャズを掛け合わせたような軽妙なスコアが今聴くとすごくオシャレ。
主題歌は、なんとこれまたオシャレで陽気な男女のコーラスによるソフトロック・チューン。
カンツォーネっぽい部分もあるので、この主題歌は結構イケますよ。
やけにモリコーネっぽい部分があるなあと思ったら、イ・カントリ・モデルニ全面参加のサントラでした。
ヘンリー・シルヴァにはもったいないよなあ、この歌(失礼)。
劇伴はムーディなスロー・テンポのジャズから、ボサノヴァ調のアレンジによるポップチューン、主題歌のインスト・バージョン、
ジャンフランカ・モンテドロという女性ボーカルをフィーチャーした気だるいバラード等々、なかなかの力作揃い。
かなり内容の良いサントラなのですが、これまで全くCD化されていませんでした。
それが、今年になって前作(厳密に言えば違うけど)「殺しのテクニック」とのカップリング仕様で
イタリア本国において遂にCD化されました。
RCAレーベルから出たオリジナルLPに3曲も追加収録されています。
伊GDMレーベルからの発売ですが、残念なことに限定500枚だそうです。
これ普通に発売しても売れると思うけどなあ。

 

 

 

・・・・と、ここまでが過去記事。

なんと、この500枚限定のCDがそのままダウンロードで入手できるようです。

こんなことになってたなんて。

 

 

 

 

 

 

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