CINDERELLA LIBERTY
監督: マーク・ライデル
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演: ジェームズ・カーン、マーシャ・メイソン、イーライ・ウォラック、カーク・キャロウェイ、バート・ヤング、サリー・カークランド、ダブニー・コールマン
1973年 アメリカ映画



 

・・・・今夜は過去記事の再利用です。

 


 

アメリカ海軍の水兵とコールガールの愛を描いたラヴ・ストーリー。
水兵を相手に夜の商売をする女性とその連れ子に同情した真面目な水兵が、
この2人とお腹の赤ん坊の面倒を見始める中で、「同情」が「愛」に変わっていきますが、彼らには様々な困難が待ち受けていた・・・というお話です。
「シンデレラ・リバティ」とは、海軍の俗語で深夜0時の門限のことだそうです。
監督は、「11人のカウボーイ」のマーク・ライデル。
ジェームズ・カーンって、口数が少ないのに存在感抜群のカッコいい俳優さんです。
マーシャ・メイスンも絶世の美女とまではいきませんが、とても魅力溢れる演技をしています。
イーライ・ウォーラック、バート・ヤングといった脇役陣の演技も必見です。
演技陣の確かな演技のおかげで、本作は単なるお涙頂戴モノに終わっていないところが素晴らしい。
心温まる作品です。

 

 

 

 

音楽は、マーク・ライデルと「華麗なる週末」、「11人のカウボーイ」でもコンビを組んだジョン・ウィリアムズ。
70年代のウィリアムズのスコアは、ジャジーなものが結構多くて好きです。
本作もジャズやレアグルーヴな雰囲気を持ったスコアがいろいろと収録されています。
ブラック・シネマのアクション・スコアかと思わせる「黒っぽいグルーヴ」を持ったナンバーもあります。
スコア全体にフィーチャーされているのは、トゥーツ・シールマンスのハーモニカ。
これがすごい雰囲気抜群で、切なく哀愁たっぷりの演奏を聴かせます。
スコアの他に、ポール・ウィリアムスのボーカルが3曲フィーチャーされていますが、
いずれもジョン・ウィリアムスの作曲で歌詞と歌をポール・ウィリアムスが担当しています。
ちょっとびっくりなのは、メイン・タイトル的扱いの1曲目「Wednesday Special」。
イントロに、誰の声か知りませんが、「ウ~ン、ア~ン!」とか言うおっさんのあえぎ声みたいな
ソウルフルなシャウトが何度も入っています。
これは、ちょっと勘弁して欲しい 笑。
同じメロと歌による「エンド・タイトル」の方がアッサリしていてオススメです。
本作品の音楽は、1973年のアカデミー作曲賞と歌曲賞にノミネートされています。
サントラ盤CDは長らく未発売でしたが、米Intradaレーベルから発売されました。
3000枚限定で全12曲34分収録、LPと同内容のようです。

 


・・・と、ここまでが過去記事。

CDは廃盤になってしまいましたが、

今ではダウンロード版が出ています。

こんな盤までダウンロードがあるんなんて。

だったら「アンクル・ジョー」もダウンロード出して欲しいなあ(^◇^;)